「アンカー」北をめぐって日米同盟危機と山崎拓の暗躍

2008.05.15 Thursday 01:51
くっくり



村西利恵
「簡単なことだったんですね」

青山繁晴
「当たり前のことをやって、さらにその次の段階として、じゃあ今度は無能力化だと。アメリカと北朝鮮、ヒルさんと金桂冠さんを中心とした話し合いで、これが始まったわけですけれども、これも本来、たとえば僕のように原子力を昔から触ってる人間から見た無能力化の意味と違うんです。それはね、たとえばチェルノブイリの原発がひどいことになったでしょ?コンクリートに閉じ込めて二度と使えないようにしたじゃないですか。それならいいんですけど、そうじゃなくて、原子炉から燃料棒を少しずつ引き出すというだけのことなんですよ。だから燃料棒を戻せばすぐに使えるわけだから、それだけでも大したことないのに、この燃料棒の引き出しがだんだんだんだん遅くなってきたわけですよ。どうしてかと言うと、それは北朝鮮からしたらですね、これはテロ国家の指定の解除をするはずだと、アメリカが。それなのにしないと。それから重油なんかもなかなか来ないから、じゃあこちらもペースを落とすと言ってですね、いわばアメリカの焦りを誘ったわけです。で、ヒルさん個人の問題だけじゃないのは、ヒルさんが焦る理由はここにあるんです。はい、これ出して下さい」

image[080514-10table2.jpeg]青山繁晴
「これもう皆さん、もうかなり分かってる方いらっしゃると思いますけど、ブッシュ大統領はもう1月で終わりです。アメリカは憲法の定めによって8年以上大統領やれませんから、もうこれで終わり。しかしこの8年間の間、ブッシュ政権は何の成果も生み出すことできなかったから、最後はあの北朝鮮ていうおっかない国をテロ支援国家から外せるぐらい軟らかくしたいんだよと、それで歴史に名前を残したいという、ま、欲に突き動かされてるから、ここまでに(任期満了までに)やんなきゃいけない。できたら11月の大統領選挙までにやって、共和党のマケインさんに有利にしたいと思ってるから、だからヒルさんは焦ってシンガポールへ行ってですね、ああいう発言をしてしまったわけです。で、ヒルさんのこの動きが僕は、もう一度言いますが、人の国の政治に首突っ込んでですよ、内政に首突っ込んで『あの人を辞めさせろ』と言わなきゃいけないぐらい、どれぐらいひどいのかっていうことが分かるためにですね、アメリカが本来目指したはずのことは何だったというのを、ちょっと出して下さい」

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