胡錦濤訪日中のあれこれ(拉致問題も)

2008.05.10 Saturday 03:22
くっくり


(中略)
 チベット問題が起きて、オリンピックの聖火リレーは、中国と北朝鮮を除くほとんどの国で混乱した事態をもたらした。「政火」のリレーとなって、「政治的火の粉」は全世界をめぐった。それだけ、中国が行ったチベットでの弾圧政策は世界中の心ある人々の怒りをかっているのだ。そうしたなかで、チベット事件以来、初めての外国訪問となる日本。そして、講演としては早大が初めてとなる。これは、胡錦濤氏が世界に向けて、自己の立場と行動を正当化する一大デモンストレーションの場として利用されるだろう。

 外務省からの依頼があったとしても、これだけ世界がチベット問題や人権問題について関心を高めているときに、大学としての見識を示すべきだったと思う。福田首相は早大出身である。あの森喜朗元首相もそうである。
 いま、日本も、日本政府も、早稲田大学も、世界中から注目されている。本当の友人というのは、相手にはっきりものをいう関係、いえる関係である。 だが、政府の対応にも、大学の対応にも、「人権」に対する毅然とした指針がみえない。

 【護憲論者=憲法前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」を信じるお花畑の住人=中国のことも信頼している=チベット問題は見て見ぬ振り】というイメージが私個人にはあるんですが、水島教授には当てはまらないようです。

 というわけで水島教授の見解を見る限り、胡錦濤サイドは万全を期した状態で講演を行ったわけですが、それでも不測の事態に怯えたのか、中国で中継されたこの講演は30秒遅れの放送だったそうです。

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 5月8日、胡錦濤の講演後、早稲田大学で行われた日中青少年の交流イベント。
 北京五輪・卓球の日中両国代表である福原愛、王楠両選手とともに卓球に興じた胡錦濤(産経5/8 19:07)。
 胡錦濤に肩を抱かれた福原愛ちゃんの困ったような笑顔が痛々しかった。
 つーか、これ、もしも福田さんがやってたらマスコミは「セクハラだ」と非難轟々では?胡錦濤ならOKなんですか?

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