「アンカー」胡錦濤訪日 真の狙いとは?
2008.05.08 Thursday 03:37
くっくり
青山繁晴
「まどろっこしいというか、これを見てフンフンとうなづく人がいたら、ちょっと不思議な人ですよね(笑。一同同意)。で、これまあ福田さんとしては何が言いたいかというと、要はこれは人権が大事だと言ってるんだから、オリンピックを無事開くためには人権問題を大事にして下さいってことを言ったつもりなんでしょう。しかしですよ、『一層の理解のために協力する』って何ですか?中国でね、たとえば普遍的価値、人権という言葉使ってなくても、普遍的価値が中国にあるように中国に求めた、そのために日中が協力するならわかるけども、この辺(パネルの『理解のために協力』のあたりを示して)が特に何のことかわからないじゃないですか。そして大事なことはね、さすがに中国にとってもね、これで世界にメッセージになるとは思ってませんよ。これで北京オリンピックは無事に開けると、さすがにって言うかね、中国はしたたかな国だから、この日中共同声明で問題が終わったとは思ってない。思ってないってことは実は、僕がさっき言った真のターゲットがあるってことなんです。ね。で、真のターゲットを考えるためにですね、実はそのチベット問題について、このままでは北京オリンピックを開く資格がないんじゃないかってことが、世界からたくさん声が挙がったようでいて、いや、実は案外、中国はむしろ攻勢に出てると。つまり中国は反撃しつつある。ね。それちょっと、この2人の顔を見て下さい」
image[080507-11beifutu.jpeg]村西利恵
「はい。アメリカのブッシュ大統領とフランスのサルコジ大統領」
青山繁晴
「はい。これまずアメリカのブッシュ大統領は終始一貫、開会式はボイコットしない、出るって言ってますね(一同同意)。大統領候補は3人ともね、マケイン、オバマ、ヒラリー、みんな出ちゃだめって言ってんのに、それ変えてませんね。ということは、実はアメリカがこのチベット問題をあまり重視してないということが、中国にとっては頼みの綱になってる。まず1つこれです。それから次にフランスのサルコジ大統領は最初、あたかも開会式をボイコットするようなことを言いながら、その後フランスのスーパーマーケットが大変なデモ隊に囲まれたりね、中国に出てるマーケットが。そしたらフランスの商売が危なくなるってことで、元首相とか元国会の議長とか中国に送って、これ実質的に屈服したわけですよ。ということは米、仏とあって、この日本はどうかということになるわけです、中国としたらね。で、それを考えるためにもですね、このアメリカはいったい何を考えてるのかってことを直に確認しようと思いまして、アメリカ国務省の幹部と会いました。今月の初めに。日本国内なのかアメリカだったのか、それも申せません。どうしてかというとこの人は、アメリカ国務省のこの人は、アメリカのアジア政策に非常に大きな影響力を持ってる人なので軽々に言うわけにいかない。で、会ってですね、彼以外にアメリカの情報機関の人間が両脇にいて、その3人と会ったんですね。で、その時に、時間がないんで話を縮めて言うとですね、そのアメリカ国務省の幹部が僕に言ったのは、こういうことなんです」
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