「ムーブ!」中国の死刑&対日宣伝工作と同じ手法がチベットに
2008.05.06 Tuesday 01:27
くっくり
加藤明子
「去年1月、死刑の“承認権”をそれまで地方の裁判所に委ねていたものを最高人民法院、いわゆる最高裁に一本化しました。言い渡しを厳格化したんですね。これによりまして、死刑執行の不許可が15%に上りました。この理由としては、証拠不足ですとか、手続き上の不備ということなんですね」
堀江政生
「これだけ、今まで冤罪がいたかもしれないと」
上村幸治
「そうですね。今でもあるんじゃないかと言うんですね。たとえば弟がお父さんの代わりに刑務所に入ってるとかですね、お父さんの代わりに自首したとか、そういうのもけっこうあるんです。そういうのもどんどんどんどん収容されたりしてるんですね。ですから相当まあ、冤罪があったんじゃないかというふうに見られてます」
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堀江政生
「この中国の死刑に対して、上村さんはこういうふうにおっしゃいます。『中国政府は“法”よりも“見せしめ”そして“恐怖”によって統治しようとしている』んだと」
上村幸治
「あの、前、勝谷さんもそういうことをおっしゃいましたね。つまり、法の支配よりも恐怖を与えて、だから悪いことしたらいけませんよということなんですね。法律があるからルール守りましょうというんじゃなくて、悪いことしたら殺されるからやめましょうと。そういうふうな形の統治をしちゃってるんですね。だから民主化しないと、この部分の法の統一っていうのはなかなか根づかないと思いますね」
堀江政生
「でもそれは須田さんね、犯罪の抑止になってるんですかね」
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須田慎一郎
「うーん、だから見せしめと恐怖、特に恐怖の部分でね、一定の抑止力はあるんでしょうけども、やっぱり近代国家がね、近代国家である要件っていうのは、先ほど上村さん言った法による統治、ルール・オブ・ローというこの精神があるかないかなんですよ。ですから要するに、いくら人権問題で、まあ対応しますよと言ってみたところで、この法による統治という精神がね、きちんと出てこなければ欧米各国、これ日本もそうでしょうけども、は、中国を近代国家として認めないだろうなと。要するにそこが一番の中国のリスク、自ら抱えているリスクになっていくんではないかという感じしますね」
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