「ムーブ!」門前にチベット旗 勇気ある僧がまた一人
2008.05.03 Saturday 01:50
くっくり
春光院がチベットの旗を掲げたことをどう思うか尋ねられて、「素敵な行動だと思います」と、出だしは自分の意見を言ってるようにも見えましたが、次に出た言葉が「今回のことは幸せや調和に結びつけることが大切」。どっかで聞いた言葉だと思ったら――。
・人民中国>北京五輪のスローガン
北京五輪のスローガンが「同じ世界、同じ夢」(One World,One Dream)に決めた。
(中略)このスローガンは簡潔で深い意味がこめられたものであり、中国のスローガンでもあり、世界のものでもある。北京と中国の人々は諸国、諸地域の人々と共にうるわしい世界を作り、文明の成果を分かち合い、手をたずさえて未来を築き上げる至上の理想を表し、五千年の文明を擁し、現代化に向かって前進している偉大の中華民族が世界の平和・発展、調和のとれた社会の構築、人々の幸せのために努力するという揺るさない信念を明らかにし、13億の中国人民がより平和な、より美しい世界を構築するために力を寄与するという心の中の思いを表している。
胡錦濤指導部もまた「和諧(わかい)社会」(調和社会)を唱えています。
ですが、この「調和社会」というスローガン、チベット問題では特に批判の的になってますね。「言ってることとやってることが違うやないか!」ということで。
ダライ・ラマ14世は3月29日、ニューデリーでの記者会見で、「胡錦濤国家主席は『和諧社会』を唱えているが、銃や警棒で調和や団結は発展しない」と中国政府を批判しました(日経3/29)。
チベット仏教徒として知られる俳優のリチャード・ギアさんも、4月8日のサンフランシスコでの抗議集会で、「宗教の自由、活動の自由、文化の自由がない調和は偽りだ」と中国政府を批判しました(毎日4/9)。
折しも今日(5/2)、香港で聖火リレーが行われました。中国国内で初めてのリレーです。民主派などが小規模デモを実施したものの、大きな混乱はなかったとのことです。
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