「アンカー」タンカー襲撃の背景にエネルギー危機(聖火リレーも)
2008.04.25 Friday 00:56
くっくり
「これは今、泥と混じってメタンハイドレートが日本の海から出てきたところなんですが、実はたとえばこの関西で言うと和歌山県の沖、あるいは日本海の新潟沖、要するに日本の周辺、日本列島の周り、ぐるっと合わせて、だいたい今、天然ガスが、天然ガスを1年間に使ってる量の100年から、場合によっては200年以上の量が日本の海にある」
山本浩之
「すごいですね」
青山繁晴
「つまり世界最大の埋蔵量を持ってるのは、この日本なんです。で、このメタンハイドレート、前に放送した時は、これをなぜやらないんだっていうことだけで終わったんですが、幸い、この点だけ福田政権は安倍政権を引き継いで、安倍政権時代に決まった海洋基本法に基づいて、福田さんが本部長になって新しい計画を作りました。2016年からもう実用化するってこと決めましたから、これはやや進歩し始めたってことなんです。ところが全然進歩してないのが、さっきのもう一つの、もう一回見ていただくと、こっちの東シナ海のガス田問題なんですね。で、これは実は胡錦濤国家主席が来る前に進展するはずだったんです。ちょっと出していただけますか」
image[080423-08gasuden.jpeg]青山繁晴
「実は福田さんが、えっとこれは、ガス田の説明ですね。じゃあちょっとこの説明からしましょうか。これ皆さんに理解していただくためにですね、この説明ちょっと聞いて下さいね。ちょっと古い話ですが、今から40年近く前に、いわば突然のようにですね、本当はこの前年から調査始まってましたが、国連が実は、この地図で皆さんおなじみの尖閣諸島の下を中心としたこの海底あたりに、今まで誰も手を付けてない石油と天然ガスがたくさんあると報告書を出したんですね。するとこの翌年、70年から突然中国が尖閣諸島は自分の物だと言い出したんですね。これは国際社会で日本の物ともう認められてます。国際法で、国際法に基づいて、条約に基づいて認められてるんですが、突然中国がそれを言い出した。それ70年でしょ。わずか2年後に日本と中国が国交回復したんですけれども、その時に世界は、じゃあこの件をどうするのか、この資源を含めてどうするのか注目したらですね、実は日本と中国の外務省どうしの役人の話し合いで、30年間棚上げにすることにしちゃったんです。ね。で、その30年間、日本は実際に棚上げにして何にもしてこなかったんです。どうしてか。さっき中東から9割入れてると言った通り、ずーっと中東からただ油を買ってればいいからってことで、何もしなかった。中国はルールを破ってますけれど、30年間彼らは試掘、採掘をずっと重ねてきて、だから日本が小泉政権になってようやく調査船を2隻出しましたけど、中国は、いや、30年間自分たちがやってきたんだから、この沖縄のあたりも自分たちの物だと言って聞かない。それが今までのことだったんですね。で、このままじゃすまないというので、これがさっき話しかけたことですけど、福田さんが去年の年末に中国に行った時にこういう合意をしてるんです。はい、出して下さい」
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