「ムーブ!」高まる中国の愛国心(善光寺リレー辞退と細切れぼやきも)

2008.04.19 Saturday 01:37
くっくり


 善光寺の若麻績(わかおみ)信昭・寺務総長は18日に長野市役所で開いた記者会見で、以下のようにかなり踏み込んだ発言をしています。

 「無差別殺人が行われて、チベットの宗教者や仏教者が立ち上がったが、それに対する弾圧は憂慮される」
 「五輪憲章は人種や宗教、イデオロギーを超えた平等の理念がある憲章だと考える」

 善光寺によると、1日100件を超える電話があり、その99%が善光寺が出発点となることに消極的な意見で、「チベットと同じ仏教の寺でどうして」という内容のものもあったそうです(以上、毎日4/18)。

 また、これは会見の前になりますが、住職の1人は取材に対し、「われわれはチベット人と同じ仏教徒との気持ちが強かった」と話したそうです(時事4/18)。

 善光寺GJ!(≧∇≦)
 勝谷さんの言葉を借りれば、まさに「見識」を示したのだと思います。拍手を送りたいです。

 善光寺だけではありません。
 上田市に住む僧侶の方々は千曲市と長野市で、ドキュメンタリー映画「チベットチベット」の上映会を開くそうです(18日と23日と24日。読売4/18長野版を参照)。
 4月5日に天台宗書写山圓教寺の僧侶が、テレビの生放送で日本の仏教者に呼びかけをされたことも記憶に新しいところです(4/5放送「ぶったま!」やりとり全文)。

 日本の仏教者もまだまだ捨てたものではないな、と秘かに感動している今日このごろです。


※関連ニュース
人民網「善光寺聖火リレー辞退」―チベット問題触れず(中国情報局4/18)
石原都知事 善光寺の辞退は「立派な姿勢」(スポニチ4/18)
「現実を直視せよ」 福田首相が中国外相に会談で(産経4/18)

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