チベット問題と中華思想、捕鯨問題と白人至上主義

2008.04.15 Tuesday 01:04
くっくり



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 さて、ここで中国です(強引(^_^;)。
 皆さん、不思議に思ったことはありませんか?捕鯨問題で中国の姿があまり見えないことに。

 中国って、日本のやることには何でも反対しそうな国という印象がありますが、実は捕鯨問題ではそうでもないみたいなんです。

 中国政府は捕鯨そのものに対してはいちおう反対の立場をとってはいます。ただ、IWC総会の投票に際しては微妙な動きも見せているのです(念のために言っておくと、中国メディアや国民はほぼ100%「日本の捕鯨に断固反対」です。前に「日本の」が付くのがミソ(^_^;)。
 最近のデータはちょっと確認してないのでわかりませんが、少なくとも2003年〜2006年のIWC総会では、日中が連携しています(ついでに言えば韓国、ロシアも連携)。

 具体的に言えば、2004年の第56回総会で、中国は投票の対象となった8項目の議題に関して、すべて日本と同一票を投じていますし、2003年の第55回総会では、全9項目の議題の投票に関して、1項目で棄権した以外には、日本と同一票を投じています。
 さらに、2005年の第57回総会では、韓国が提案した朝鮮半島沖でのミンククジラ資源目視調査についての決議案で、日本、中国、ロシアが共同提案国になっていました。
 2006年の第58回総会でも、日本が提案した「無記名投票」についての投票で、中国、韓国、ロシアが賛成票を投じるなどしています。
 (詳細は拙エントリー06/6/18付:IWC年次総会〜日中韓露が連携してますを)

 捕鯨問題で中国が何を狙っているのか、私にはよくわかりません。
 が、このまま中国の人口が増え続け、かつ国民生活が豊かになっていけば、食料不足は深刻な問題となるでしょう。
 中国人は「四足のものならテーブル以外何でも食べる」と言われます。クジラを食料とすることに躊躇はないでしょう。
 食料確保のためにある日突然、捕鯨国として名乗りを上げるかもしれません。

 もしかしたらもうすでに、お金をばらまくなどして捕鯨賛成国を増やす裏工作とかやってたりして!?(だとしたら、そんな中国は日本にとって有り難い存在なのか、それとも有り難迷惑な存在なのか?)

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