「ぶったま!」チベット問題 天台宗僧侶の勇気ある発言

2008.04.07 Monday 00:26
くっくり



大樹玄承
「チベットのお寺に、出たんです。で、まあ普通、あそこ行くとこう線香の束を持って、五体投地(ごたいとうち)をするように、礼拝(らいはい)しますから、だいたいお寺の中っていうのはモヤモヤしてるんですけども、そんな気配があんまりなくって、というと、しばらくすると、あの、チベット人のお坊さんがカメラに近寄ってきて、いきなり泣き出して、あの、『違うんだ』と、『この人たちは参拝者でも何でもないんだ』というふうに」

青山繁晴
「ニセモノだと」

大樹玄承
「『中国の監視員なんだ、自分たちを監視してる人なんだ』と。あれはもう命がけです」

山本健治
「もう逮捕されるの覚悟で私は言いますっていって、おっしゃってましたよね」

大平サブロー
「ああー、そういうメッセージをカメラに向かって言うと、危ないという」

青山繁晴
「いや、もう危ないどころか、彼らの運命は、もう想像するのは怖いぐらいのことです、その後の運命は。今、大樹さんがおっしゃったのはね、あの、チベットご存知ですから、普段だったらお線香の煙が立ちこめている所が、何もない。つまり、もう宗教活動は弾圧されてると。ね。で、それで中国は、世界のマスコミに見せたつもりだったら、命がけでチベットの僧侶が飛び出してきた。じゃあ日本のお坊さんは何もしないでいいのか?ということで、僕にまず連絡をしてこられた。それがまだ、つい最近のことです。でね、しかし実は、さっき言いましたように、圓教寺はただのお寺じゃなくて天台宗の象徴でもあるお寺ですから、天台宗の中でもこれからいろんな抵抗があるし、これ、お出になること自体に抵抗があったと思うんですが、はい、いかがでしょう」

大樹玄承
「まあいろいろ、皆さん、それぞれ日本のお坊さんも思いはあって、考えてらっしゃると思うんですけれども、言わないのにはそれぞれ理由があったり、とも思うんですけども、あの、それがわかってるのに何で言うんだとか、あの、いろいろ、ほんとに揶揄されるようには言われると思います。あの、たとえば怖いものがなくっていいなとか(笑)、いろいろあろうと思うんです」

青山繁晴
「そして今日は、あのこういう、いわばお話だけじゃなくてですね、いわば正式に文書を読み上げていただく決意をして下さいました。その文書を今から読み上げていただきますので、皆さん今日はほんとに耳を澄ませて……」

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