映画「靖国」は税金投入にふさわしいか?
2008.04.04 Friday 20:44
くっくり
全文読んでいただければわかりますが、他にも事実誤認(靖国神社のご神体は日本刀ではない)があったり、肖像権の問題(参拝した現役自衛官が無許可で撮影され映画に使われた)があったり、プロデューサー8人のうち7人までもが中国人だったりと、まあ、多くの問題があるわけです。
また李纓監督の政治的喧伝意図も明らかで、それはメディアとのインタビューを見ればわかります。
多くの戦争は自分が正しいという考えを持つ国々によって始められたもの。そして記憶というものは自分の都合の良いものだけを覚えています。これは人間の持つ根源的な問題です。靖国神社では、戦没者の全員を英雄だと思っています。しかしその「英雄」たちがアジア各国にもたらした苦痛を忘れているのです。
(2007年釜山国際映画祭 The Daily 10月11日)
(映画「靖国」公式サイト)
私の映画が具体的に示しているのは菊と刀で、その二者の間の関係です。最後に問いただす最もカギとなるのは、やはり天皇の問題です。天皇の問題が解決されず、永遠に曖昧のままに過ぎ去れば、靖国神社の問題を解決することはできません。
(北京週報日本語版2/29)
法的に問題があったり政治的中立性が疑われたり、そういう映画に日本の公的な助成金が拠出されていることに疑問を呈し追及するのは、国会議員として当然の行為でしょう。
しかも稲田さんたちは助成金が投入されたことを問題にしているのであって、上映を中止にしろなんてことは言ってないわけです。
ところが朝日新聞は、そんな稲田さんに「上映を中止していただきたくないというのが本気ならば、上映を広く呼びかけて支えるなど具体的な行動を起こせ」などと無茶を言う。
一方では「政治介入するな」と言っておきながら、逆ベクトルなら政治介入を推奨するんだからやんなっちゃう。
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