「アンカー」硫黄島陥落63年 栗林中将の法要

2008.03.27 Thursday 01:25
くっくり



image[080326-29ao.jpeg]青山繁晴
「そして最後に申しますと、今、VTRの中にドラム缶出てきましたね。あのドラム缶に雨水を溜めて、それだけが命の頼り、よすがだったんですけど、その玉砕した島で1033人だけ生き残った。2万1000人のうち1033人だけ生き残った、そのうちのお一人の金井啓さんって方に会いに行きました。会いに行った時にですね、あれをして、これをしてくれっていうことは一切おっしゃらないまま(涙)、『青山さんね、もうずっと水だけが60年間頭にあるんだよ。というのは、青山さん、あそこに行ったんだってね。ドラム缶見たでしょ?ドラム缶触りましたか?』、『ああ、ドラム缶触りましたよ』と言ったらですね、『あの中に入った雨水は、青山さん、あの硫黄島だからね、熱湯になるんだよ』と。『70度の中だからね、熱湯になってね、先に死んでいく戦友の唇にそれ浸したら、熱湯だからね、唇が腫れ上がるんだよ』と。『だから私はずーっと水を冷やして、1杯のお水を冷やして、60年間祈ってきました』とおっしゃったんです。だからどうしろってことは、一言も謙虚にしておっしゃらなかった。だからもう一度ですね、みんなが、この中で見てくれた方の1%でも2%でもですね、お水を毎日できれば汲んでいただいて、冷やして、南に向かって祈っていただくと、だんだんだんだん、そのお水の運動が広まって、誰が言い出したかをみんなが忘れる頃に、『そうだ、あの滑走路を引き剥がせ』という国民の声が必ず出てくると思ってますから。皆さん、実は『アンカー』で去年(一昨年?)の12月にこの放送をしてから、そのあと全国でこの1杯の水を言うようになって、本当はすごくたくさんの人が今、1杯の水を捧げてくれてるようになったんです。この栗林中将のある意味、主のいないような63回目の法要をきっかけに、もうひとまわり多く、1杯の水を捧げてくれる方が出てくることを、本当にお願い申し上げます(号泣しつつ深々と礼)。皆さん、よろしくお願いします。すみません。なるべく冷静にお話ししたかったんですけど……皆さん、いっしょに頑張りたいと思います」

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