「ムーブ!」中国の軍事費が急増(台湾総統選とチベット騒乱も)

2008.03.18 Tuesday 02:38
くっくり



 これまでの報道を総合的に判断すると、死者13人なんてことはちょっと考えられません。しかも中国側はこの13人を全員「暴徒による殺害や火事による焼死で、治安部隊による犠牲者ではない」と主張してるようです(朝日3/17)。誰も信じませんよ、こんなの。

 衛星写真でラサを見たところ500人の死者が出ている、という情報もあるそうです(こちら参照)。
 「銃声を聞いた」という証言はすでにたくさん報道されてますし、3/17放送「報ステ」では「治安部隊は空に向けて(威嚇)ではなく市民に向けて銃を撃った」という証言、「装甲車が群衆に突っ込んで轢き殺していた」という証言も紹介されてましたし(読売3/16にも同じような証言が)、天安門事件のような恐ろしい事態になっているのではないかと。

 デモはさらに近隣の甘粛省、青海省、四川省にも拡大しました。青海省では6人死亡、四川省では15人死亡、甘粛省では300人が拘束されたとのことです(これらの情報は中国国内では全く伝えられていないと、上海にいる関西テレビの記者が言っていました)。

 世界各地の中国大使館や領事館前で、中国政府に対する抗議活動が行われています。アメリカ、イギリス、フランス、オランダ、スイス、オーストラリア、インド、ネパール、日本、etc.――。

 中国共産党は読み誤っていたのではないですか。
 宗教者(僧侶)に暴力を振るう。情報統制を敷いて事実を隠す(毎度のことだが)。この2点だけでも自由主義社会の住人から見れば批判の対象になります。

 さらに、ダライ・ラマ14世が16日、「文化的虐殺が起きている」「恐怖の支配だ」などと記者会見で語った(日経3/16)ことについて、チベット自治区高官は新華社電を通じて「全くナンセンスだ」「僧侶と住民は完全な宗教の自由がある」と強調しました(産経3/17)。チベット自治区のシャンパプンツォク主席も17日の会見で、「14日に起きた一連の暴動の背景には、ダライ・ラマの指示があった」としてダライ・ラマ14世を批判しました(ANN3/17)。

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