「ムーブ!」中国の軍事費が急増(台湾総統選とチベット騒乱も)

2008.03.18 Tuesday 02:38
くっくり




 最後にちょっと気になった点を。
 「チベット族」と表記しているメディアをよく見かけますが、ペマ・ギャルポさん(1953年チベット生まれ、2005年日本に帰化)曰く、「チベット族」という表現は、中共による長い間の同化政策で刷り込まれたもので、彼らからすれば「チベット人」が正しいのだそうです。「日本人」を「日本族」とは言わないことを考えればわかりますね。

 ちなみにギャルポさんはチベットの今後がどうなるかについて、こうおっしゃってます。

 チベットのアキレス腱はダライ・ラマ法王の寿命です。ですから中国共産党が崩壊するのとどちらが早いかという時間との闘いです。今年、法王は73歳になられますが、大変お元気です。しかし、法王がおられなくなったら、チベットをまとめ上げ、世界に向けてインパクトを与えることができる人がいなくなります。

 チベットやウイグルを押さえるために中国は莫大なカネをかけています。チベットに置いている軍隊は公式では27万人ですが、実際には正規の軍隊以外も入れると50万人はいます。それを維持しなければならない。これだけのカネをかけていることについて、今、豊かになっている本来の中国にいる人々が、果たして我慢できるでしょうか。なぜ我々の税金でそんなところにカネをかけるのか、という不満が必ず噴き出すでしょう。

(以上のギャルポさんのお話は「WiLL」08年3月号より引用)


※参考リンク
北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ)
 産経新聞中国総局記者の福島香織さんのブログ。ディープな記事を発信してくれています。記事の一部は産経にも掲載されています。

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クジラ密漁で大量摘発 韓国、90頭分の鯨肉発見(産経3/17)
 シー・シェパードもどうせなら、こういう連中に攻撃を仕掛ければいいのに。

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