「ムーブ!」中国の軍事費が急増(台湾総統選とチベット騒乱も)

2008.03.18 Tuesday 02:38
くっくり


 ダライ・ラマ14世は非常に穏健な方です(「チベット独立」も、もうずっと封印しています)。ダライ・ラマ14世を尊敬している人は世界中に大勢います。中共はそういった人々に対しても「ケンカを売った」ことになります。

 「中国政府が対応を誤れば、国際社会の中国に対する不信はますます広がる。北京五輪の開催も危ぶまれる」と、国際社会も国内外のマスコミも口を揃えて言っています。

 ところが、ところが。
 人権問題にうるさいはずの欧米各国政府の中国政府への対応は、これまでのところ、どうにも甘いと言わざるをえません。各国、経済面で中国への依存度が高くなっていますから、あまり強硬にも出られないという事情もあるようですが。
 また、国連も全く動く様子はありません。

 中共もそれを見越しているのでしょう。強硬姿勢を崩す気配は今のところ見られません。
 それどころか、中国チベット自治区共産党委員会は「分裂に反対し、安定を維持する(大衆動員による)『人民戦争』を発動する」ことを決めました(毎日3/16)。
 さらに、チベットへの外国人の渡航を禁止しました(ロイター3/17)。これはもちろん「外国人の安全」のためなどではなく、「外国に虐殺の事実が広まってしまう」のを防ぐためでしょう。

 気になる北京五輪についてですが、IOC副会長のThomas Bach氏は新聞社の取材に対し、多くの選手がボイコットを考えていることを明らかにしたそうです。これはオーストラリアのメディアがソースのようです。
 欧米は特に人権問題や宗教問題に敏感な選手が多いですから、本当にボイコットする人が出てくるかもしれません。

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