「アンカー」横須賀基地ルポ(付:中国毒餃子)

2008.03.06 Thursday 02:40
くっくり


中国の国会にあたる全人代(全国人民代表大会)が5日午前、開幕した。温家宝首相は、冒頭演説の中で、ギョーザ事件などで問題となっている中国製品の品質安全の対策強化を示している。
温家宝首相は、日本時間5日午前11時半現在行われている演説の中で、「品質安全の法に違反した企業は厳罰に処し、輸出品の信用を回復する」と宣言している。
温家宝首相は「安全生産の仕事を高度に重視し、安全監督管理体制を充実させ、安全生産にかかわる法制の整備を強化した」と述べた。
中国ではこの1年間、ギョーザ事件など、製品の安全問題は、国際的な信用問題に発展した。
温首相は「食品医薬品など7,700種類の製品の安全基準を制定、または修正する。基準は輸出先の国家基準にも合致させる」と明言した。
そして、「行政と司法を密接に結びつけ、違反企業は厳罰する」と宣言し、輸出品の信用回復を訴えた。
(以下略)

 このニュースについての青山さんの解説を箇条書きしておきます。

●温家宝の発言は、要は「中国としてはこれで終わりだ」と言っている。

●この間、トウカセンが来日した時、「小さな解決」と言った(2/28付:「アンカー」イージス艦衝突の真相と中国毒入り餃子事件を参照)が、それに加えて、昨日別の政府高官から聞いたのは、福田総理に対して終始一貫トウカセンは「日本における食品の安全問題」とくり返し言った。「日本における」と。それに対して福田総理は抗弁しなかったから、中国側としては「これは日本の問題で中国は関係ない」と。

●だからさっきの温家宝は、一生懸命、それでも努力して中国はきれいにしてあげるんだから、胡錦濤は4月に予定通りに行けるはずだって話になりかかった。ところがさすがに日本政府の内部でも「これはおかしい」って話になって、今、胡錦濤の来日について、5月以降にずらすように交渉中だそう。


※参考リンク
ON THE ROAD : Aoyama 's Daily Essay(青山繁晴さんのブログ)

※拙ブログ関連エントリー/「アンカー」起こし
こちらからどうぞ。

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