今年最後のぼやきいろいろ
2007.12.30 Sunday 00:39
くっくり
・日中首脳会談 「誤訳」で福田首相の顔色一変(産経12/29)
要約すると、台湾独立について福田さんは「支持しない」と言ったのに、なぜか中国側の通訳が「福田首相は台湾独立に反対するとの立場を順守、厳守していくことを表明した」と訳した。つまり「独立反対を表明した」という強い表現に「誤訳」したと。
驚いた福田さんは、隣に座ってる温首相に気づかれないように、目の前の記者席にいた外務省の藪中さんに「資料をよこして」とサイン。
そして福田さんは会見の最後に、「台湾についても、私から日本の立場を申す」と切り出し、資料を見ながら「2つの中国という立場はとっていないし、台湾の独立も支持していない」と語り、「独立反対」という表現を「支持しない」に修正したと。
確かに「台湾独立に反対する」と「台湾独立を支持しない」とでは、意味合いが違ってきますからね。
これ、人によって取り方は違うんでしょうけど、
反対する=いざ事が起こったら積極的に動く(中国につく)
支持しない=いざ事が起こっても積極的には動かない
てな感じで、かなりの差があるように思えます。
だから、ここでの福田さんの対応は良かったと思います。
反福田色が強い産経も、記事の最後に「日本の首相として最低限のラインは守った」と評価をしています(っていうか、これ皮肉?(^_^;)。
でもよく考えたら、こんなの当たり前のことであって褒めるほどでもないんですよね。親中派の福田さんだから、「意外にええことするやん」って見えてしまうんですね、きっと。
それにしても、中国――。
私の考えすぎかもしれませんが、これ、わざとやってませんか?「福田は親中派だからこれぐらいやっても文句言わんやろ」って感じで。
福田さんは総裁選の時から、「中国の嫌がることはしない」と靖国参拝を行わないことを早々と明言していました。
誰が何と言おうと毎年靖国参拝を続けた小泉元総理や、あいまい戦術で「いつ参拝するかもしれない」という無言の圧力を中国にかけていた安倍前総理とは違い、総理に就任する前からすでに中国に「全面降伏」状態だったのです。
そんな人ですから、中国になめられて当然でしょう。
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