「アンカーSP」安倍辞任と大連立の真相

2007.12.26 Wednesday 02:05
くっくり



image[071225-05jouken.jpeg]村西利恵
「小沢さんが出した大連立の条件に、総理は安倍ではなく福田でと……」

青山繁晴
「はい。まず、最終段階になって突然、小沢さんの方から『お前(安倍)じゃだめだ』という話が来たと。で、しかもその時に福田さんという名前まですでに出た。麻生さんでも誰でもなく福田さんて名前が出た。で、小沢さんがなぜ安倍さんはだめなのかって理由は言わなかったそうですから、このへんはいわば、ちょっとここは偏るんですけど、安倍サイドの想像になってしまうんですけどね、その、ま、安倍サイドだけじゃなくて、その、今言った仲介者も含めてですね、何となく受け止めてるのは、要は小泉、安倍と続いてきて、安倍のように戦後レジームからの転換、僕、この言葉は大嫌いです、国民よくわかんないから。でも言いたいのは要するに、敗戦後の日本の体制を全部ひっくり返しましょうってことですね。そういうのは小沢さんとしては困る。たとえば、これは小沢さんがどうこうっていうだけじゃなくて、今、防衛汚職っていうのが大きな問題になってますね。なぜ防衛汚職は起きるかというと、今まで、戦争に負けたから、負けたから日本の防衛の中枢はずっとアメリカ様に任せなきゃいけない。次の輸送機のエンジンをアメリカ製でなきゃいけない。だからそこに仲介業者も入るし、商社も入るし、政治家も口利きをするという現実があって、それを全部壊そうとするのは困ると。そうじゃなくて、よい言葉で言えば、穏やかな福田にしてくれという、えー、思いというか、その、大きな力、小沢さんだけじゃなくて大きな力があって、自民党の中にもそれに合わせる向きがあって、実はこれ、安倍じゃだめなんだという話になってるわけです。で……」

image[071225-06guest.jpeg](ピーコ氏が内田誠氏に「それを呑んだってこと?」とヒソヒソ。内田氏は「うーん」と首をひねる)

青山繁晴
「その時にその、安倍さんとしてはですね、それ、はね返せなかった。それどうしてかというと、一つは、そもそも衆参のねじれがあるから大連立の話になってんですね。その衆参ねじれっていうのは、自分が参院選挙で負けた、さっきのVTRにも出てきた通り、安倍さんのいわば傲慢な姿勢もあって負けた。だから安倍さんとしてはこれは受け止めざるをえなかった。じゃあどうして議員に残ったかというと、本当は拉致被害者の方々から、『あなたが総理辞めて議員まで辞めてしまうと、誰に頼めばいいのか』と。たとえばここ、神戸に有本恵子ちゃんの被害者がいて、僕と同じ幼稚園の有本恵子ちゃんがいて、ご両親が、ご両親も含めてですね、安倍さんにとどまってほしいっていうことをお願いして、それでその、安倍さんとしては、じゃあとどまらなきゃいけない。とどまらなきゃいけない時に自民党の主だったある方がですね、これは僕はひょっとしたら森さんかもしれないと思ってます。ここは、ここは多少推測混じりますが、要するに病気ということにすれば日本は全部丸く収まるんだと。そこで安倍さんは、あの、もう一度記者会見をするっていう不可思議な行動に出た。これは僕は安倍さんをかばって言ってんじゃなくて、安倍さん、これはね、ちゃんと国民に説明すべきです。説明すべきですが、ご本人は実は拉致問題を政治利用するっていうことになりたくないから、私、自分としては口が裂けても言えないっていうことなんですね」

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