「アンカー」日本がロシアの属国に!?(付:韓国大統領選)
2007.12.20 Thursday 02:27
くっくり
「プーチンさんは『カネで操る天才』」
青山繁晴
「うん、だから軍事とか強面で、あるいは秘密情報だけで行くんじゃなくて、最終的にはお金の問題、あるいは国民生活の問題であるってことをよくわかってて、それを日本を含めて世界に当てはめた時にはもっとすごい話になります。はい、これ出して下さい」
image[071219-11kane2.jpeg]村西利恵
「『世界をエネルギー資源で支配』」
青山繁晴
「はい。それでこれが実は日本に大きな関係があって、日本は資源小国だ、資源小国だと言われてますから、ロシアがもし資源をお持ちなら売って下さいっていう話に今はなってて、それをこのまま勧めると、きつい言葉ですがあえて申すとこうなるでしょう(フリップ出す)」
<キーワード>
属国
image[071219-12zokkoku.jpeg]青山繁晴
「日本はやがてロシアの属国にならざるをえない。そしてこの属国になるかもしれないって恐れはね、中国はどんどん膨張してるから、僕たちの子々孫々の時代には中国の属国になるかもしれないという話は聞いても、ロシアについては聞いたことがない。ロシアは中国よりももっとしたたかな、ある一点で日本を属国にしようと狙っています、現在。そのお話を……」
村西利恵
「この言葉に隠された意味を、CMの後に詳しく解説していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「ま、属国というのは確かにきつい言葉ではありますけれども、さっきの話によるとロシアのこのエネルギー資源による世界支配、日本にもすでにそういった状況に巻き込まれつつあるんだという懸念を、今日はお話をして下さるということです。お願いします」
青山繁晴
「はい。ちょっと地図をまず出して下さい」
image[071219-13map.jpeg]青山繁晴
「はい。これ、ま、ここに北海道があって、かつてはこの樺太南半分は日本のものだったわけですけれどね、この樺太、サハリン、それからこっちのロシアの全土、全部を通じてですね、ロシアは石油とか天然ガスが非常に豊富な国なんです。で、まずロシアはこの地図で言うと、ずーっとこの西側の方のヨーロッパの国に対して天然ガスのパイプラインを引いていて、で、天然ガスっていうのは石油よりも燃やした時にCO2が2割ぐらい少ないと言われてますから、これから石油を上回るエネルギーになっていくわけですね。そのパイプラインをどんどんヨーロッパで引いたもんだから、今ヨーロッパ諸国はロシアが元栓をひねるか開けるかによって実は運命が握られつつあると。これをひとごとのように日本は何となく思ってるわけです。たとえば油は今サウジから買ったりしてるから。でも今言ったように石油から天然ガスに移っていく時に、このロシアが実は日本の頭の上から日本を握ろうとしてて、この、今、サハリン1、サハリン2と出てますが、パイプラインをずっと北海道から日本に入れてくるということをやってるわけですよね。で、これ始まったのは90年代前半に前の大統領のエリツィンさんが始めて、で、その時はだいたい総工費が1兆円から1兆2000億ぐらいかかるから、とても当時のロシア、ビールの飲めないロシアはお金を出せないからというので、外国の資本を募って、1社オランダの会社ですけど、あと2社は日本の三井物産と三菱商事がそれを落札して、つまり日本の最大手の商社2つが日本のお金をたくさん使って、この開発をどんどんやっていったわけですね。で、その結果99年からいよいよ採掘が始まってですね、で、だんだん実用化に向かって進んでいったその時に突然、去年の9月に、『いや、実はこのプロジェクトというのは環境に悪いことがわかった』と、プーチン政権が急に言って、『これ中止だ』と。で、三井物産も三菱商事も、それからオランダのロイヤルダッチシェルという有名な資本もみんなびっくりしたわけですね。いったい真意は何なのか。真意というのは、開発が無事にできたやつをもうロシアの国有、実質国有、プーチン閣下のものにしたいというのが狙いだってことがだんだんわかってきた。つまり、環境がどうこう言ってたのに途中から話が変わって、ロシアの資本を半分以上受け入れたらもう一度再開してもよいということになって」
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