2007.11.27 Tuesday 00:42
くっくり
実は日本に来るまで、靖国神社は「戦後、A級戦犯を祀る目的で作られた軍国主義賛美の施設だ」と教えられてきました。ところが、実際に来てみると、明治維新で亡くなられた方をはじめとする国のための戦没者を祀っていることを知り、驚きました。
私たち中国民主化運動に携わる者にとって、明治維新とは中国革命のモデルであり、維新の志士たちは尊敬の対象です。中国人からみれば、日露戦争はロシアの侵略から中国を守る戦いでした。ですから、私たちが尊敬する人々、そして中国を救ってくれた恩人が祀られているところ、それが靖国神社だとわかったのです。
そこで、日本に来る中国民主化運動の同志たちを、私はたびたび靖国神社に連れてきます。そして、靖国神社は私たち民主化運動の恩人たちが祀られているところだと説明すると、みなびっくりして、丁重にお参りします。
「文藝春秋」2006年9月号【ゴーン夫人とシャネル社長 ゴーン家の「夫操縦法」教えます】より
ゴーン
「(十七歳で日本に一人旅をしたというコラスに対し)どうしてまた、地球の反対側の日本を旅先に選んだのですか」
コラス
「本当はアマゾンに写真を撮りに行く予定だったのがダメになって、エールフランスの機長をしていた父に『日本は素晴らしい国だから行ってみれば』と勧められたんです。父の日本土産の根付とその包装紙に使われていた浮世絵が家にあって、昔からキレイだなと憧れてもいたんですね。それに、日本に行けば夢にまで見たニコンのカメラを安く買えるかもしれない、と(笑)」
ゴーン
「三十五年前の日本には、まだ外国人も少なかったでしょう」
コラス
「でも、あの頃の日本人は、英語は話せなくても心をこめて迎えてくれました。僕はあのとき、自分が“ガイジン”だという思いをした記憶がまったくない。出会う人、出会う人がみんな親切で『泊まる場所が決まってないなら、うちにおいで』『どこかに連れていってやろう』と言ってくれる。四十日間の旅で、ひと晩ユースホステルに泊まった以外は全部、日本の民家に泊めていただきました。夜行バスの後ろの席に座っていた青年に誘われて、彼の故郷の瀬戸内で盆踊りしたこともあった」
[7] << [9] >>
comments (14)
trackbacks (4)
<< 豪新首相に親中派のラッド氏
「アンカー」守屋逮捕でどうなる日米防衛疑獄 >>
[0] [top]