2007.10.30 Tuesday 01:37
くっくり
今年6月にドイツで開催された主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)での安倍晋三首相(当時)と中国の胡錦濤国家主席との首脳会談をめぐり、中国側がその直前の台湾の李登輝前総統の訪日を理由に会談を拒否していたことが27日、複数の関係者の証言で分かった。しかし、日本側が譲らず、中国側が全面的に折れるかたちで決着、会談は行われた。こうした安倍政権の“遺産”をどう継承できるかが、今後の対中外交の焦点になりそうだ。
(以下略)
【ベルリン=黒沢潤】ドイツのメルケル首相が中国政府の反対を押し切り、チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世と会談したことで、2国間に鋭い対立が生じた。ドイツを非難する中国はこれまで、両国間の協議を2度、拒否。中国市場に依存する独産業界は経済交流への悪影響を懸念する。しかし深刻な問題に発展しないとの見方も出ている。
(中略)
両国関係の先行きが注目される中、事態は深刻化しないとの見方も出ている。中国は9月末にニューヨークで予定していた外相会談の中止をいったん発表したが、直前になって撤回した。オーストラリアのハワード首相が6月、ダライ・ラマと会談した際、中国は豪政府に猛抗議したものの、胡錦濤国家主席が9月に予定通り訪問した例もある。
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