「アンカー」壊し屋小沢一郎&金正日発言の真意
2007.10.11 Thursday 02:26
くっくり
山本浩之
「だけど、ようそんなこと言えますね。そんなね、入れてくれなんてメッセージをね」
青山繁晴
「そのヤマヒロさんの感覚は正しいんだけど、それは何ていうひどい国だとも言えるけれども、同時に北朝鮮の経済がそれだけ悪い、すごく悪い。どうにもならないと。つまり中国やロシアの今までの裏支援ぐらいではどうにもならない。だから南三角に入れてくれというのは切実な話であって、ということは今、金正日さんは外交とか拉致とか核でしたたかに見えるけれども、核兵器持ったって国民は食えないんですよ。だから最終的には実は金正日さんは、この(南三角の)日本に頼るしかないというのははっきりしてるわけですから、付け込むチャンスというのはまさしくその通りで、ヤマヒロさんが『ようそんなこと言えるな』と言われたのをそのまま、その通り北にお返しする。で、お前、入れてほしいんだったらやることあるだろと、逆に要求すること。拉致問題を筆頭にたくさんありますね。たとえば拉致についてはですね、中国やモンゴル、三国に出すんじゃなくてですね、当然日本の捜査機関が北朝鮮の中に入って、犯人たちに事情を聞き、調べ、そして生存者の方々を自分たちで捜していくという当然の手続きが、この南三角に入りたいんだったら求めることになるわけです。その時に絶対に、その前に忘れちゃいけないのは、外交というのはいわば、ある場面においては腕力を使わない喧嘩のようなものです。腕力を使わない喧嘩の時に僕ら一般の生活でもですね、僕は今、近畿大学で教えてるんですが、その時に学生たちに言うんですけど、君たちの普段の生活考えてもね、腕力に訴えない、やむを得ず喧嘩をする場合には、相手が脅せば脅すほどいきり立つ時には脅さないだろう?と。相手がちょっとでもね、ひるむような、あるいは弱いところがある相手にはどわーっと脅しに行くだろう?と。ということは今、福田政権ははっきり言うとなめられて、さっきのようなひどい脅し、拉致日本人はもういないというようなね、場合によっては殺害するかもしれないってことを匂わしたりするのは、福田さんのそういう姿勢が見事に付け込まれているわけです。それははっきり言うと、福田さんが外交だけじゃなくて内政についても今、国会答弁見たら曖昧な曖昧な、そういう態度でやってきてるでしょ。そこをいわば見られての展開になってるから、福田さんのやるべきことはもうはっきり2つって分かってるわけです。脅しには絶対屈しないという態度をね、これ、対話だ圧力だってそんな話の前に、安倍さんがどうのこうのの話の前に、我が福田政権は絶対に脅しに屈さないということをまず言わなきゃいけない。それと同時に、お前たち、ここ(南三角)に入りたいんだったらやることあるだろと、具体的な条件を相手に叩き付けなきゃいけない。2つやることはもうはっきりしてるわけです。実にわかりやすい話になったと僕は思っています」
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