「アンカー」壊し屋小沢一郎&金正日発言の真意

2007.10.11 Thursday 02:26
くっくり



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 独裁者の言葉からチャンスをつかめ!

青山繁晴
「調子に乗っている、はっきり言うと調子に乗ってるように見える金正日さん、独裁者の言葉の中に我々がつかめるチャンスがありますというのを具体的に、この後……」

村西利恵
「どのような発言からチャンスをつかみとればいいのか、CMの後、詳しく解説していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「さ、金正日総書記の発言から日本はどういうふうにチャンスをつかむのか。続きをお願いします」

青山繁晴
「はい。じゃあ金正日さんの発言のもう一つ、最後の一つを出して下さい」

image[071010-14fuman.jpeg]村西利恵
「こちらです。『韓国の経済協力は不満だ』と話したんですか」

青山繁晴
「はい。あの、今までの韓国はたとえばケサンの工業団地とかですね、あるいは観光開発についてずいぶんお金を注ぎ込んできましたが、北朝鮮経済は全然よくなってない。本当は韓国の援助を核開発に使ったからなんですけれども、金正日さんはそれは不満だと言ったわけですね。で、これ表面だけ見ると、要するに韓国だけに言ってるように見えますけど、これは、ここの部分は公安当局だけじゃなくて、はっきり言うと外交当局、日本の、それから米英の外交関係者もみんな同じ見方をしてて、本当は韓国を意識して言ったんじゃない、ほんとはこれだと」

image[071010-15sien.jpeg]村西利恵
「はい。『日本・アメリカ・韓国の経済支援を要求している』……」


青山繁晴
「これもね、これだけ見たら何でもないように見えますが、もう一つ見て下さい。するとよくわかります」

image[071010-16map.jpeg]村西利恵
「地図が出てきました」

青山繁晴
「これ、まずね、ここに『北三角』から『南三角』へって言葉ありますね。これ日本では言いませんが、朝鮮半島と中国ではよく言う言葉で、これすごいわかりやすい話でですね。もともと社会主義の仲間だった中国・ロシア、北朝鮮の北側の三角、それからもともと自由主義陣営である韓国・日本・アメリカの南の三角、それがいわば対立した時代がずっと続いてきて、その政治的、軍事的なことだけじゃなくて経済も、要するに北朝鮮の経済っていうのは、中国とロシアの三角形で回すことによって成り立ってきたという歴史があるわけです。ところが北朝鮮はどんどん経済が疲弊していった。当然中国もロシアももう違う国になっちゃってんだから、だから今までのやり方ではだめで、むしろ日本とアメリカを加えた南三角に俺を入れてくれという話であって、これは特に朝鮮半島の外交に長く携わってきた、たとえば日本の元公使のような、元大使の方も含めて僕に電話で言ってるのは、『青ちゃん、これはびっくりだね。これは歴史的転換だよ。南三角に来るって言ってんだから、これは大変なことだよね』と」

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