Nスペ「激流中国『チベット』」
2007.10.09 Tuesday 00:16
くっくり
「この古道具を買いたい。値切りはしないよ。500元(約7500円)でどうだろう」
若い僧侶
「お寺のものは人々から頂いたものですしね…」
続いて彼らは近く農家へ向かいました。
オーナー
「これは釈迦だな。……この像はなんだ?」
農夫
「チベット仏教の神の鳥です」
オーナー
「すべて買い取りましょう」
仏壇にまつられていたものは全てホテルの展示品となります。
仏像を売ったのは一族の若者でした。
老婆
「ずっと昔からあった。仏さま……」(仏壇を磨きながら)
農家の年収の数年分にあたる10万円が支払われました。
オーナー
「まあまあだね。古いが、たいした価値はない」
取材班
「先ほどのお寺は売りませんでしたね?」
オーナーの部下
「取材されてるからね」
オーナー
「まぁいろいろありますよ。じゃあひきあげようか」
タイトル【激流中国】
悲願の北京オリンピックを来年に控え、経済優先から真の大国に向けて転換を図る中国。
今、さまざまな矛盾が激流となって押し寄せています。
鉄道の開通により、未曾有の観光ブームに湧くチベット。
仏教の聖地に渦巻く民族の人間模様を、一つのホテルを舞台に見つめます。
タイトル【チベット 聖地に富を求めて】
image[071007-03tetudou.jpeg] 中国、チベット自治区を走る青海チベット鉄道。
去年7月に開通しました。
チベットの標高は平均4000メートル以上。
長く秘境とされてきたこの地に中国政府は4500億円を投じ、鉄道を建設しました。
image[071007-04rasa.jpeg] 終着点はチベット自治区の中心都市ラサです。
鉄道開通により観光客は急増、今年1年で300万人がチベット自治区に押し寄せます。
最大の観光資源はチベット独自の仏教文化です。
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