Nスペ「激流中国『チベット』」

2007.10.09 Tuesday 00:16
くっくり


「法要はお寺でやったほうが、あなた方も面倒でないでしょう。わたしたちに任せてくだされば問題ありませんよ」

張暁宏社長
「ホテルまで来て頂きたいのは、宿泊客や従業員に見せたいからです」

 (沈黙――)

部下
「では社長、大きい法要はお寺で、小さい法要をホテルでやりますか」

張暁宏社長
「そうだな。ただ大きい法要も正月前にホテルでやろう」

image[071007-24juushoku.jpeg]部下
「(イシチャンバさんに)まず小さい法要をホテルでしてくださいませんか。たくさんの外国人観光客に見てもらうことができれば、チベット仏教への尊敬がもっと深まるでしょう」

イシチャンバさん
「法要をお待ちの方々がいますからすぐには難しいですが、わたしたちを必要だと言うなら前もってご連絡をください。なんとか準備しますし、行けるように致しましょう」

 住職との話し合いは終わりました。
 (テーブルにお金を置いて去る張社長ら)

張暁宏社長
「毎月、数人の僧をホテルに招き法要をしてもらいます。具体的な時間も決めましたし、こちらの要望を受け入れてくれました。よい祝福があるでしょう」


 ホテルのレストランで民族音楽を披露するチュレさん。
 観光シーズンがピークを迎え、仕事に追われる日が続いていました。

 8月15日。この日、新しい制度に基づく給料が支払われます。

 (従業員を集めた会議室で)

女性幹部A
「今から皆さんに7月分の給料を渡します。まずは今回の給料の仕組みについて報告します。わたしたちはABC評価の制度を実施します。7月にA評価となったのは一人だけでした。こちらへどうぞ(A評価と思われる男性従業員が歩いてくる)」

 給料は仕事の能力に応じて、ABCの3段階に分けられました。
 さらに、細かい就業規則が設けられ、遅刻などには罰金が科せられます。

女性幹部A
「ここにサインしてください。2万2500円を渡しますから」

 (サインする男性。給料が現金で手渡される)

女性幹部A
「チュレさん。(歩み寄るチュレさん)あなたは今月C評価でした。さらに欠勤の罰金400円を引いて、1万1600円になります」

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