「アンカー」北の核流出疑惑と福田外交の2つの顔
2007.09.27 Thursday 01:39
くっくり
(いったんCM)
山本浩之
「さ、福田外交の表の顔と裏の顔、お願いします」
青山繁晴
「はい。まず表の顔は当然この人ですね」
image[070926-10omote.jpeg]村西利恵
「高村外相が……」
青山繁晴
「もちろん外務大臣ですから表の顔で、高村さんは今回、防衛大臣から外務大臣にした、ま、玉突きの要素もあるけど、2つ大きな理由が実はあります。一つは高村さんは日中友好議連の会長でね、いわゆる親中派の一人ではありますけど、ま、物言う親中派と言われてて、こないだの防衛大臣の時にも、中国の防衛大臣と会談してね、『もっと中国の軍事費を透明にしろ』と厳しく言ったりした。で、福田さんはやっぱり中国や北朝鮮に優しすぎるという批判、気にしてるから、むしろそいういう物言う親中派を外相にするっていうのはバランスが良いなと、福田さんは考えたようです。それからもう一つは、実はみんなあまり知られてないけど、高村さんって日本の政治家の中で一番中東に強いんです(一同「へえー」)。特使で何度も何度も行ってて、僕自身、中東に回って行った時に、ミスター・コウムラという名前をほんとによく聞く。他の政治家の名前はほとんど聞かないけど、安倍さんも含めてほとんど聞いたことないけど、高村さんはよく聞くんですね。だから福田さんはそのへんよく計算してて、実は北朝鮮問題って中東と絡むってことをやっぱり知ってるんだなと。人事を。しかし問題はですね、裏の顔。これ、シルエットでわかる人いると思いますが(一同笑)、実に特徴のある方なんですが」(画像、伏せられていた右側の顔が表示される)
image[070926-11ura.jpeg]山本浩之
「もう〜。またこの人や〜」(一同笑)
青山繁晴
「ヤマヒロさんね、またこの人なのに、実はこの福田内閣の発足にあたってね、派閥の領袖で入らなかったでしょ?ほとんどこの、ヤマタクさんだけでしょ(一同「ああー」)。それはどうしてか。実はヤマタクさんに、福田さんも含めてこの新しい政権は、裏の役割を期待してるからなんです。これはっきり申しますけど、この人が表の閣僚や党の幹部になってしまったら裏の動きができないから、これは僕は推測で言ってるんじゃなくて、ヤマタクさん自身がもうはっきり裏の動きをしてますよね。すなわち、今年の1月に北朝鮮に行きましたね。その1月で、ちょうどヒルさんと金桂冠さんが仲良くなった時期ですよ。あの1月の訪朝をめぐって、この同じ8チャンネルの『報道2001』という報道番組でね(拙エントリー1/15付に内容紹介あり)、僕、ヤマタクさんと議論した時にね、その、『青山さん、いろいろ厳しいこと言うけれども、やがて新しい動きが起きるんだ』と言ったわけです。で、その後の話でね、それはアメリカが突然北朝鮮と仲良くなるよってことを実は予言してたわけで、その予言は当たったわけです。で、しかし今日の話、全体を通しておわかりの通り、今までは当たったけれども、北朝鮮が、はっきり言うと調子に乗ってシリア、イランへの核関連の物資をほんとに売ろうとしてるんだったら、これ、ヤマタクさんの目論見も崩れるわけですが、それでもヤマタクさんに必ず福田さんは物事は託すと思うし、ヤマタクさんはすでに動きがあります。ということは、これは単に表の顔、裏の顔ということじゃなくて、やっぱり私たちがどちらを選ぶのかということにもつながっていく。で、まさか裏の顔を選ぶはずがないと思うかもしれませんが、いや、しかし、たとえば、高村さんの方は具体的に誰か帰ってくるわけじゃない、拉致被害者がね。仮にですよ、その時に、いや、ヤマタクさんの方は連れて帰ってこれるんだとなった時に、私たち国民が踏ん張れるのかどうか。そこがやっぱり大きな分かれ目になります。だから福田政権、意外ですね。安倍政権と違って拉致問題を売り物にしたわけじゃないのに、冒頭からこの北朝鮮、拉致、核がテーマになるわけです(一同「はあー」)」
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