「日本の、これから」第一部(1)

2007.08.18 Saturday 00:40
くっくり



秋本(男)86才? 元陸軍兵士【2】
「僕は20才に軍隊に入ってね、まああの復員まで4年以上軍隊にいました。そして戦争の現実を見てきたわけです。戦争は殺し合いですね。人間と人間の殺し合いで。どんな美しいこと言ったって現実は殺し合いですよ。僕の所属した三島の野戦○○○第三連隊は1600名のうち800名が死にました。二人に一人が死んだ。戦場で累々と死んでいくわけですよ。戦争はそういうもの。だから戦後9条できてね、戦争放棄になってよかったなと僕は思いました」

赤池(女)79才 主婦【1】
「(変える必要が)あります(三宅「どうして?同じ戦争を体験してこられたわけですよね?」)。我々庶民がですね、自分で守れるのは自分の家しかないんです。これが国家となったら誰が守るんでしょうか。ましてやこの頃、近隣諸国があっちもこっちも核を持つような時代に、何にも守りをしないで堂々と、いつ、それも人間が戦うんじゃないんです。機械でいつ原爆が落ちてくるかわからない時に、このままではもう危ういと思います」

林(男)57才 学習塾経営【1】
「たまたま私98年に平壌に行きまして、平壌に行った時に、板門店に行ったことがあります。その時に北朝鮮の将校から、日本それから韓国からですね、ミサイルが北朝鮮に向けて備えられてるのに、我々はいつでもそれを撃つ用意があると言われました。それが5月だったんですが、その年の8月31日に北朝鮮から日本列島を超えてミサイルを撃ってきました。それを見た瞬間、ただごとならないと思いました。戦争はほんとにしない方がいいんですが、果たして今のままで日本が守れるかということを非常に感じました」

笹本(44)男・弁護士【2】
「逆にですね、韓国に行った時に、北朝鮮からミサイル飛んでくるの怖くないか?と聞いたんですけども、そんなことよりも日本の憲法改正のほうがよっぽど怖いと言われたんですね。なぜかといいますと、日本は軍事力世界5位です。それから米軍基地も備わっています。米軍との演習もやってますし、そういう状況からすればですね、たとえ北朝鮮あるいは中国が勝ってもですね、それを上回るぐらいの軍事力が、核兵器だってあるわけですね、アメリカの傘のもとに。そういうような現実をやっぱり見てるんですよね。日本は弱いから守らなくちゃという議論があるんですが、それは現実に逆に即していないんじゃないかと僕は思います」

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