「日本の、これから」第一部(1)
2007.08.18 Saturday 00:40
くっくり
赤木さんはこれまでインターネット上で改憲を訴えてきました。
今の社会では自分たちフリーターは一生浮かび上がれない。
赤木さんは憲法が改憲されれば現状が変わるかもしれないと、わずかな望みを持っています。
「シンボル的なものですよね。日本というものを変えていく、今の体制を変えていく、何かを動かしていくっていう、そういうことですから、単純に変えるというシンボルを徹底する意味でも、改憲しちゃっていいんじゃないかなという立場ですね」
さらに赤木さんは、憲法が変わってもし戦争が起こっても今よりはいいと考えています。
「自分がたとえ死んだとしても、それはあの、戦争の英雄になれるわけじゃないですか。少なくとも、ま、英霊なんていうのはたぶん慰めのようなもんですけど、それでも慰めがあるだけマシで、今の現状でたとえばフリーターのまま死んだとしたって、誰が自分に対して同情を寄せてくれるかと」
9条を巡るさまざまな考え方。あなたはどう思いますか?
三宅民夫
「スタジオの皆さんにもそれぞれの思いがあると思います。【1】の札を上げてらっしゃるのが改正する必要があるという人たち、それから【2】の札は改正する必要はないという方です」
米田(女)72才 NPO代表【2】
「私は戦争が終わった時10才でしたが、私の兄は15才の少年兵で志願をして戦死をしています。母はもう亡くなりましたけど、戦後ずっと何でこんなことをしたんだろうと悔やみ続けて亡くなりました。で、新しい憲法ができて9条ができて、日本は軍隊を持たない、戦争をしないと決めた時に、母は二度とそういう母親が出なくてすむと言って喜んでいました。で、私は小林よしのりさんにお伺いたいんですけども、確かに今の自衛隊と9条の規定は一致しないということはおっしゃる通りだと。その時にじゃあなぜ、自衛隊はやめるわけにいかんから9条の方を変えようとお考えになるのかということを、逆にお伺いしたい。私は9条の方を守って自衛隊の方をやめてもいいんじゃないかというふうに思ってます」
小林よしのり 漫画家【1】
「うん、自衛隊というのはですね、要するに憲法9条というのはもともと日米安保と張り合わせなんですよ。日米安保なしにこの9条というのは根本的に成り立たない(米田「違う違う」と笑いながらツッコミ)。国家というのは外に国防、内側に警察という、暴力を一手に引き受けるシステムなんですよ。それで秩序を安定させている状態が平和なんですよ。だからもしほんと言われる通りにですね、憲法9条を全く理念通りに守る、そして自衛隊を廃止する、日米安保をやめる、で、全く無防備の状態で日本が生き抜いていこうというのはですね、相当の覚悟がいりますよ。だから、もしそれほどの覚悟をね、日本人が全員できるっていうのならば、わしも考え直してもいいよ(会場笑)。それはね、とてつもない覚悟ですからこれは」
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