2007.08.18 Saturday 00:40
くっくり
今、日本の将来のためには軍隊を持った方がいいと考えています。
「自衛のためにはね、やっぱり相手から攻撃されないような強い軍隊を作るべきだしね、子供たちにとっていい国を次の世代に渡したいと思いますよね。弱い国じゃなくて、貧乏な国じゃなくて、やっぱりそこそこ生活もできて、そこそこ外交もちゃんと渡り合えて、引け目を感じないようなね、そういう国にして渡したいですよね」
<湾岸戦争から考えた護憲>
群馬県で医師として働く柏木文蔵さん(33)です。
高校時代のある出来事をきっかけに憲法9条を守るべきだと考えるようになりました。
16年前の湾岸戦争です。
ニュースの中で、アメリカ兵が軍隊を出さない日本を批判するのを柏木さんは目にしました。
この時柏木さんは、「日本は憲法9条で戦争を放棄をしているから兵士を出さないのだ」という手紙をアメリカに送り、新聞で紹介されました。
その後、柏木さんのもとには100通を超える手紙が届きました。
“アメリカに同じ憲法があれば子供を戦場に送る心配もないのに(英文)”という若い母親、“憲法に誇りを持ってほしい(英文)”という元軍人など、手紙の多くは憲法9条に好意的なものでした。
「憲法9条ということに対しては、関心持ってくれる人がこんなにいるんだな。我々の憲法というのはすごい誇りを持てるような憲法なんじゃないかなという思いはありますね」
柏木さんは6才と4才、二人の娘の父親です。
憲法の改正論議が高まる中、子供たちの将来のために9条を守るべきだという思いを強くしています。
「戦争放棄するっていうことがなくなっちゃった場合、そういう看板を下ろしちゃった場合の不安というのがすごくありますね。自分たちの子供がもしかしてそういう戦争に行かないとだめになっちゃうかもしれないという。核武装もじゃあしましょうとか、もっともっと中国の軍事力がすごいから日本ももっともっとつけましょうとなっちゃう可能性もゼロじゃないわけですからね。歯止めがきかなくなっちゃうような気もしますね」
<フリーターが訴える改憲>
(東京・渋谷の風景)一方、フリーターという立場から憲法改正を主張している人もいます。
赤木智弘さん(32)。コンビニエンスストアでアルバイトをしています。
月収およそ11万円、この暮らしが12年間続いています。
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