「アンカー」日本外交の活路はロシアにあり?

2007.07.19 Thursday 13:27
くっくり


 
中嶋順也
「そうですね。今回の協議でも日本側は対話の窓を開けていると話していますが、アメリカとの交渉を最優先とする北朝鮮は、日朝協議に応じる姿勢を示していません。その一方で日本は、拉致問題が進展しなければ、エネルギー支援に参加しないという従来の立場を貫いています。日本の交渉筋は『アメリカは、北朝鮮の問題はそんなに大きくないから降りることができる』と話していて、アメリカが核問題で妥協し、拉致問題が取り残されるのではないかと警戒しています」

山本浩之
「わかりました。ありがとうございました。北京から中嶋記者が伝えてくれました。さあ青山さん、またこれ始まりましたけれども、私たち日本人は何を期待すればいいのかっていう気がするんですけども」
 
青山繁晴
「あのね、今まず、早い遅いという話があったでしょ。それはね、はっきり言ってどうでもいいんですよ。早かろうが遅かろうが関係なくて、問題は中身でね。これ、あの、普通の国民の方が普通に考えればわかることで、今までさんざん世界をだまくらかしてきた北朝鮮がね、これから、その、完全な自主申告と言ってるでしょ。完全な申告と言ってますよね。自分たちがどんな核開発したのかを完全に申告すると。自主申告と書いてないけど、これ自主申告なんですよ。自分で勝手に言うだけ。つまりIAEA、国際原子力機関、その他の国際的な査察はなしですよ。何で北朝鮮が急にそんな正直になるんですか。はっきり言うと、完全な嘘だらけの申告はあるでしょう。で、その申告した中にね、こうリスト出しますが、うちは、これ、核施設です、ほんとは隠しながらね、これについては無能力化します、と。それだったらね、年内にできますよ。さっきの中嶋さんの話とちょっと違うけども」

山本浩之
「みんな嘘だとわかってるんですよね」

青山繁晴
「嘘だとわかってる。みんなが演技しながら、これ、どんどん話が進んでるってことです。はっきり言うと、去年の10月に核実験した程度のあの核兵器だったら、北朝鮮にはもう持たせてやろう、オモチャみたいなもんだ、困るのは日本だけだから、という話になってるわけですね」

山本浩之
「そこで拉致問題の話っていうのは、じゃあもう到底出てきそうにないんですか」

青山繁晴
「いや、あの、一つ言うとね、今まではむしろ、たとえば外務省の幹部の多くね、それから自民党のかなりの人たちがね、そもそも核やミサイルと、拉致は切り離さなければだめだろう、僕にもね、青山さん、そうでなきゃと言ってたんですけど、これ逆ですよ。切り離したら、そっちだけどんどん進んでいっちゃうから。もうとにかく意地でも、意地って言っちゃいけないけど、とにかく戦略としても拉致問題とむしろ結びつけて、とにかくみんなを現実に引き戻すしかないです。北朝鮮が正直な良い子になったなら、なぜ拉致被害者は返さないんだということを言い続けるしかないです、一つには」

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