「アンカー」国民投票法成立 安倍首相の真の狙い
2007.05.17 Thursday 02:17
くっくり
山本浩之
「そこでもう一つ聞きたいんですが、選挙後に改憲党・護憲党ってことですが、選挙前に自民党に一票投じる人、民主党に一票投じる人って人は、何に対して一票投じることになるんですか」
青山繁晴
「あのね、いい質問なんですよ。これはあくまで一つのシミュレーションであって、ひょっとしたら総選挙になるってことは、普通は任期切れじゃなく解散になるじゃないですか。その時の政治状況、まだ来年以降の話だから、おそらくはですね、はっきりわかりませんが、事前にそうなるかもしれませんが、でもやっぱりどっちかというと選挙後だろうと思うのは、どうしてかというと、いままでは政界再編はできないと言われてたんです。ほとんどの政治評論家の方々は政界再編はもうないんだと。これは僕ももと政治記者として最近までそう思ってたんです。小選挙区である限りは政界再編は起きないだろうと。どうしてかというと、その選挙区から一人しか出ないから。例えば民主党が当選してて、自民党が落選してて、ね、自民党が民主党を吸収したら、この民主党で当選してる人は自民党になっちゃうわけですね。そうすると、自民・自民になるから。中選挙区みたいにね、4人も5人も当選する人が同じ選挙区の中にいたらいいけども、一人しか当選しないのに自民党同士でやるわけにいかないじゃないですか。だけどそれで再編ができないって言ってたのは、ほんとは自民党と民主党っていう僕らが最近慣れた仕組みで考えたらそうだけども、改憲・護憲で考えたら、特に一回選挙やった後に当選してしまった500人の新しい議員考えたら、そこで改憲・護憲ですっぱり分けることができるじゃないですか」
一同
「うーーーん」(唸る)
青山繁晴
「これはあくまで安倍さんの作戦ですよ。しかし自民・民主という枠をはずすと、実は政界大再編もありえる。で、もしもこの改憲党・護憲党ができたら、さっきの世論調査の結果あるいは国会議員の中のほんとのアンケート調査を見ると、おそらく7対3、これ僕まだ甘く言ってて、下手するとこれから1年経っていくと9対1になるかもしれない。ということは、どんどんこっち(改憲党)が膨らんでいくから、いったん改憲党が多数をとって、おそらく改憲ができるだろうと安倍さんは思ってるわけですね。……最初の話に戻って、どうして自民党案を無理に押し通して民主党と喧嘩したかというと、民主党といっしょに仲良くやると、自民・民主という枠組みがそのまま残って、このように入れ替えが起きないから、この入れ替えを起こすために今回、手続法であえて喧嘩したということが本当の安倍さんの作戦です。で、もう一回言いますが、今日は安倍さんの作戦だけを話して終わるんでなくて、いまの安倍さんの作戦がもし仮にこのように動いていくとしたら、一昨日国民投票法ができたために、やがて3年以降経った時に、国会から国民に向けて憲法改正が提案されることは、おそらく可能性は高いんだなということが、皆さんにわかっていただければいい。念のためもう一回言いますよ。いまの報道、普通の報道は、『自民・民主が喧嘩して国民投票法作ったから、憲法改正は遠のいた』と書いてあるでしょ。違います。むしろ近づいたので、この3年の間に僕らが自分で考えないといけない。やがて国会は国民に憲法発議する可能性は高まったということを、理解してほしい」
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