2007.03.24 Saturday 02:26
くっくり
(前略) 3月8日の時点では、安倍にも複数の外交ルートから「決議案可決は不可避」との見方が伝えられていた。ここで政府による再調査を表明すれば火に油をそそぎかねないというのが安倍のやむをえない最終判断だった。
4月中旬の中国の首相、温家宝の来日、下旬には自らの訪米を控えていたことも足かせとなった。だが、それ以上に安倍が恐れたのは、日本の保守勢力に潜在する反米感情に火が付くことだった。
決議案が可決されれば、日本の保守論陣から連合国軍総司令部(GHQ)占領下での米軍による婦女暴行事件を糾弾する声が上がることは必至だ。東京大空襲や広島・長崎への原爆投下の人道上の罪を問う声も上がるだろう。そうなれば、米共和党も黙っていまい。日米保守勢力の対立をほくそ笑むのは、誰であり、どこの国なのか−。
(以下略)
(石橋文登)
(前略) ただ、問題をさらに複雑化させていることがある。米国など先の大戦における「戦勝国」が、日本など「敗戦国」による歴史に関する異議申し立ては、一切受け付けないというかたくなな姿勢を取り続けていることだ。安倍氏は内閣の目標として「戦後レジーム(体制)からの脱却」を掲げているが、今まさに戦後レジームの壁に突き当たっているようにも見える。
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