韓国軍が自衛隊機にレーダー照射・防衛大綱見直しの意義・入管法改正その後…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2018.12.25 Tuesday 00:21
くっくり



 それに加えて言うと、中国はなぜ空母の建造を急いでいるか。
 で、しかも3隻めの空母には、ジャンプ台じゃなくて(前回放送分(3)を参照)、真っ平らにして、ここにカタパルト、射出機、前は蒸気式だったけど電磁式を3隻めの空母に入れて、真っ直ぐ飛び立てるので。
 従ってジャンプする必要ないから燃料も満タン、ミサイルもたくさん着けられると。

 これをこないだ国防総省、アメリカのワシントンDCにある、通称ペンタゴンに行って、これ盗まれたでしょう、中国に自主開発できませんからと。
 日本は「いずも」に垂直に降りてくる F35Bを載せるのは当面の話であって、これ無茶苦茶燃料を使いますから、短く着艦できる空母をやがて造りたいので、その時は射出機の技術で協力してくださいという話をしたんですが、これも裏返して言うと、中国の空母体制の目的の一つは、尖閣の奪取なんですよ。

 中国が空母を用いて尖閣を乗っ取ろうとする時に、日本が通常型の護衛艦とか潜水艦だけでは対処できないから、だからはっきりした目的があって、はっきりした理由があって、防衛型の空母を持とうとしてるんです。

 これをテレビに出てる軍事評論家とか、それからいちおう専門家だと言ってる人も、放送作家の書いた台本読んでるお笑い芸人の方々のコメンテーターも、空母なんてのは元々攻撃型なんだと、アメリカを見てみろと。
 政府が言ってる防衛型、あるいは多機能型の空母なんて嘘だと言ってるけど、何も知らないで嘘つくなって。
 それはまさしくアメリカ海軍にとってはそうなんですよ。
 遠洋型、遠征型、もっとはっきり言うと侵略型なんですよ。
 その先兵が海兵隊です。
 だから空母や強襲揚陸艦がいるわけですよね。

 でもそのタイプだけではなくて、当然、近海型の例えば軽空母があって、そこに艦載機が載っていると、どんな島々にもすぐに防衛態勢が取れますから、それを見ただけで中国の空母は接近できなくなるんですよ。
 だから実は、本当は会員制レポートにもっと具体的に書きましたが、日本はこの日に備えてきたんですよ。
 だから竹島を盗られ、北方領土を盗られたままですが、その教訓も経て、尖閣もそんなことにしてはいけないから、尖閣ではまだ領土紛争起きてませんから。

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