【過去】移民・難民問題で日本に警鐘を鳴らす英国人社長

2018.11.09 Friday 00:19
くっくり


 
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 「小西美術工藝社」社長で、イギリス人のデービッド・アトキンソンさんをご存知ですか。
 拙ブログでは以前一度だけご登場いただいたことがあります。

15/2/9付:中国産漆に駆逐される国産漆!国宝守る英国人社長の闘いと日本人への提言

 25年以上前に日本に移り住まれて、近年は著書も多数出版されています。
 雑誌『WiLL』にも「ミステリアス・ジャパン」という連載を持っておられ、私は毎月楽しみにしています。

 連載では、日本が抱えるさまざまな問題をイギリス人ならではの視点で語っておられるのですが、2016年3月号(先月号)は、移民と難民の問題がテーマでした。

 結論から言うと、アトキンソンさんの主張はこうです。
 
「日本は移民に対してあまりに無防備であり、難民認定法や社会保障制度を見直し、しっかりとした移民、難民の受け入れ戦略を立てないと、近い将来、大変なことになる。財界の方にも、移民を受け入れる前にやるべきことがあることをしっかり認識してもらいたい」

 母国イギリスの歴史や制度と比較しながら、個別具体的に問題点を提起してくれています。
 その内容を少し紹介すると…


 話はまず、日本の外国人に対する厚遇ぶりから始まります。
 アトキンソンさんは以前、肝炎のような症状を起こし、外国人専門の病院で診察してもらったそうです。
 すると「大学病院で診てもらった方がいい」と言われ、紹介状を書いてくれました。

 ところが、アトキンソンさんは日本の健康保険に入っていませんでした。
 すると「会社の加入している保険があるだろうから、申請すれば、すぐに仮の保険者番号を発行してくれる」と言われ、病院へ向かうタクシーの中で秘書に連絡し、申請をしてもらうことになりました。
 驚くべきことに、病院に到着する時にはそれが発行され、病院で使うことができたそうです。

 アトキンソンさんは、良かったと思う一方で、外国人である自分に対する厚遇ぶりを、1980年代のイギリスと重ね合わせました。

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