【全国民必読】朝鮮総連に言及した横田早紀江さん 5月10日参議院拉致問題特別委員会

2017.05.13 Saturday 02:48
くっくり



 だって、早紀江さんもおっしゃったように、本当に理不尽なことだらけではありませんか。

 ごく普通に暮らしていた日本人が、それも若い人たちを中心に、ある日突然、神隠しのように姿を消してしまったこと。
 しかも、それは北朝鮮という隣国が、トップの指示のもと国家ぐるみで行った犯罪であること。
 そこまで分かっていながら、未だにほとんどの方が帰国できず、ご本人たちはもとより、ご家族も今も苦しんでいること。
 主権国家であるはずの日本が、そんなふうに他国に拉致された自国民を何十年も取り返せずにいること。

 さらに言えば、拉致に協力した人物が今も日本で平気で暮らしていて、ご家族がその人物とスーパーで毎日のように顔を合わせたりもしているのです。
 ※青山繁晴さんがご家族から直接聞いた証言。
  2013年11月19日の特定秘密保護法案をめぐる衆議院の国家安全保障に関する特別委員会を参照。

 「この国家が、他国によって汚されているということ、堂々とそれが今もまかり通っているということ、そのことを何とかきちっとしない限りは、日本は本当の平和が、来るとは私には思えないんです」

 という早紀江さんの言葉を、今こそ、私たち一人一人が噛みしめなければ。
 そして、日本はどうすべきなのか、国民がなすべきことは何なのかを、今一度、真剣に考えてみなければ。

 早紀江さんはずいぶん前から、めぐみさんのことだけでなく、「日本の国」としてどうあるべきかを語ってこられました。
 ※例:2008年6月15日放送「たかじんのそこまで言って委員会」

 早紀江さんもそうだし、他にも、たとえば有本明弘さん(有本恵子さんのお父さん)もそうですが、「当事者」でありながら、しっかりと問題の本質を捉えていらっしゃるご家族がけっこうおられるんですよね。

 でも、おそらくそれは、好むと好まざるとに関わらずのことだったんだろうなと。
 もともとは皆さん、ノンポリというか、ごく普通のお父さんやお母さんだったはずで、北朝鮮と(時には日本政府と)対峙していくうちに、否応なく身についてしまったことなんだろうと思います。

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