籠池証人喚問を間近で見て…&安倍政権の4年を総括(安全保障)特措法で拉致被害者救出を…青山繁晴「虎ノ門ニュース」
2017.03.27 Monday 19:08
くっくり
実は前の方が歯止めがなかった。
ところが、安保法制には一点、決定的に欠落している点がある。
安保法制で邦人救出ができるようになったが、条件付き。
相手国の同意がないと行けない。
集団的自衛権というのはまず国連憲章に書いてあることで、それを認めない国が国連に加盟すること自体がおかしい。
それなのに集団的自衛権と言っただけで、今でも多くの野党は国会審議で「戦争法」と言う。
そういう国会の現状、前から「暗黒国会」だったから、したがって邦人救出という国家として当たり前の任務、それが相手国の同意がないと一歩も動けない。
当時の国会審議としてはやむを得なかったのは分かる。
今日お見えになった若手議員も、安保法制の成立のために、選挙区でもほとんど理解されてないみたいだが、本当は陰でものすごく努力した。
野党にもいますよ、実は。
だけど、そういう妥協の産物として、邦人救出に相手国の同意となった。
じゃあ拉致事件で、これから朝鮮半島で米軍が攻撃をして、あるいはそうならなくてもぐちゃぐちゃになった時に、北朝鮮が同意するんですか?
じゃあ韓国が同意しますか?
北朝鮮は仮に混乱状態で、どこに政権あるか分からなく状況もあり得る。
でも韓国はそうではないから、僕個人の意見だが、韓国は同意しません。
朝鮮半島の歴史も人々も僕なりに付き合ってきて、特に韓国軍の、あえて言えば国防大臣になった人も長年の議論相手として付き合ってきたから。
これ韓国から見たら、北朝鮮が崩壊現象起こしたら、南北統一という話になる。
その時に「日本軍」が来るのは絶対受け入れられない。
ましてや5月9日の大統領選挙で、いま最有力候補で反日を掲げてる文在寅(ムン・ジェイン)さんが大統領になったら、100%ない。
それ以外の人がなっても、いま保守派の候補がいないし、保守派の候補が突然出てきて当選したとしても、政権を維持するために、「日本軍」を受け入れてもいいって言うはずがない。
そうすると朝鮮半島で何が起きようとも、現状では、相手国の同意が得られないから、拉致被害者の救出に行けない。
こないだ予算委員会で質問した時に、奪還ではなく救出作戦だと。
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