サミットはコーヒーブレイクが勝負!『成果なし』報道は俗論! 青山繁晴「インサイト・コラム」
2016.05.25 Wednesday 18:07
くっくり
「で、実はこういうのはですね、役人が下準備でほとんど決めちゃうんですよね」
櫻井浩二
「うーん、そうですよね」
青山繁晴
「はい。で、こういうのを、ちょっと変わった言葉で、シェルパって言いまして、ま、これ半分冗談みたいな言葉なんですけど、サミットっていうのはたとえば、エベレストに登る、たとえば有名な登山家、それを首脳になぞらえて、言うわけですよね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、こういう有名な登山家っていうのは実は、かっこいいけども、重い荷物は他の人に持ってもらう、ことが多い。で、重い荷物を持つ人を、たとえば、エベレストだったら、地元の人であって、そういう人たちを、現地の言葉でシェルパって言うわけですよね」
image[160525-02sherpa.jpg]
[HOT CHILLYS]
櫻井浩二
「うんうん、はい」
青山繁晴
「で、この、役人の人たちをシェルパになぞらえて、重い荷物を運ぶのはこの役人であって、つまり、サミットのほんとの会議が始まる前に、だいたい、サミットの宣言とかを詰めていってしまうわけですね」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「で、これで見ると、先ほど言いましたように、俗論が出てくるわけです。『具体的な成果はなかった』とか。でも本当はサミットには裏の顔があって」
櫻井浩二
「ほぅ」
青山繁晴
「それ、コーヒーブレイクなんですよ」
櫻井浩二
「はい」
田中みずき
「ん?」
青山繁晴
「会議が休憩に入った時に、えー、まさしく首脳同士がたとえば、安倍さんとドイツのメルケル首相だったりが、目を見て、えー、なるべく通訳も入れないで、安倍さんも少し英語を話しますから、で、メルケルさんも英語上手くないけれども、何とか共通の言葉を探して、えー、直に話し合ったりする、こういうコーヒーブレイクが勝負なんですよね」
image[160525-03mer.jpg]
[2015年のエルマウ・サミットでの一コマ(コーヒーブレイクではありません)]
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