さらば古舘!報ステ妄言集

2016.04.01 Friday 01:46
くっくり



 そういう中で正直申しますと、窮屈になってきました。で、もうちょっと、私は、自分なりの言葉、喋りで、皆さんを楽しませたいと、いうようなわがままな欲求が募ってまいりました。12年、苦労してやらせていただいたという、ささやかな自負もありましたので、テレビ朝日にお願いをして、退(ひ)かせて下さいということを言いました。これが、真相であります。ですから、世間、巷の一部でですね、何らかの直接、プレッシャー、圧力が私にかかって、私は辞めさせられるとか辞めるとか、そういうことでは、一切ございません。ですから、そういう意味では、私のこういう喋りや番組を、支持して下さってた方にとっては、これ私が急に辞めるというのは、裏切りにもつながります。本当にお許し下さい。申し訳ありません。私のわがままです。

 ただ、この頃は、報道番組で、開けっぴろげに、昔よりも、いろんな発言ができなくなりつつあるような空気は私も感じています。とってもいい言葉を聞きました。この番組のコメンテーターの、政治学者の中島(岳志)先生がこういうことを教えてくれました。『空気を読むという、人間には特性がある。昔の偉い人も言っていた。で、読むから、一方向にどうしても空気を読んで流れていってしまう。だからこそ反面で、水を差すという言動や行為が必要だ』。私はその通りだと、感銘をいたしました。

 つるんつるんの無難な言葉で固めた番組など、ちっとも面白くありません!人間がやってるんです。人間は少なからず偏っています。だから、情熱を持って番組を作れば、多少は番組は偏るんです。しかし、全体的に、程良いバランスに仕上げ直せば、そこに腐心をしていけば、いいのではないかという私は信念を持っています。そういう意味では、12年間やらせていただいた中で、私の中でも育ってきた報道ステーション魂というものを、後任の方々にぜひ、受け継いでいただいて、言うべきことは言う、多少厳しい発言でも言っておけば、間違いは謝る、その代わりその、激しい発言というものが、実は後年経って、あれがきっかけになって議論になっていい方向に向いたじゃないかと、そういう事柄もあるはずだと信じています。

[7] << [9] >>
comments (6)
trackbacks (0)


<< 消費増税先送りで官邸と財務省が手打ち!? 7月10日衆参W選へ!? 青山繁晴「インサイト・コラム」
「天皇死ね」と私に言った共産党議員の息子…Tweetまとめ16.03.16〜16.03.31 >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]