50代新潟日報部長の中傷投稿で思い出した現在60代の人々…Tweetまとめ15.11.16〜15.11.30

2015.12.01 Tuesday 01:30
くっくり


 それもネットじゃなくて、現実世界で付き合いがあった人。

 1990年代初頭に私が働いていた、中小企業の社長です。
 私よりだいたい一回り上だったから、1950年代前半生まれです。

 この人には最初から大いに驚かされました。

 入社して間がない頃の昼休みのこと。
 同期入社の人たちと休憩室でのんびりしていたら、社長がファイルを抱えてやって来て、「これ見て〜」と。

 社長が見せてきたのは、新聞の切り抜き。
 「実は僕、昔こういうことあって、ここに名前出てるんや」と。

 ん?表彰でもされたの?と思って見てみたら、デモで警官隊と衝突して自分が逮捕されたという記事でした。
 一同唖然…。

 あとで先輩社員に聞いたら、「あちこち自慢げに見せて回るので私たちも困ってる」と。

 その数年後、会社の業績が急激に落ちたことがありました。
 どうも会社の悪口を書いた「怪文書」が出回っているらしい、それが原因で業績が下がったに違いない、というのが社長の考えでした。

 そしてなぜか、私に疑いがかけられました。
 何で私だったのか、今でも謎です。

 社長に呼び出されて、他の幹部2人(いずれも社長と同世代)とともに、詰問されました。

 もちろん全く心当たりがないので、必死に反論しましたが、「あなた以外に考えられない」と証拠もなしに言ってくる(そもそも「怪文書」なるものが実在するのかもはっきりしなかった)。

 腹が立つやら情けないやらで、最後には大声が出てしまいました。
 「一生懸命働いてきたのに、何でそこまで言われなあかんのですか!」

 その数カ月後、私は退社しました。
 他にも理由はありましたが、そのゴタゴタが背中を押した形です。

 退社後しばらくして、かつての同僚から、「社長が『くっくりさんは犯人じゃなかった。悪いことをした』と言ってたよ」と、聞きました。

 だったら直接謝ってよ!と。
 人をスパイ扱いしておいて、それはないでしょ!と。
 いま思い出しても腹が立ちます。

 こうしたわけで、私の中で現在60代の男性というのはあまり良いイメージがありません。
 もちろん、60代の男性が全員こんな人たちとは思っていません。


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