未来の日本人のために戦った硫黄島の英霊を忘れるな! 青山繁晴「インサイト・コラム」
2015.07.22 Wednesday 19:13
くっくり
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、しかも、山が、端っこに擂鉢山(すりばちやま)っていう、富士山につながる火山が1コあるだけで、他はだいたい平らに見えるぐらいに、滑走路つくりやすい、爆撃機を飛ばすのに適してるってことで、ここを1945年の2月から、取りに来たわけですね」
image[140611-05Vsuribachi.jpg]
[2014年6月11日放送「アンカー」。初出は2006年12月13日放送分]
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、それを映画で渡辺謙さんが演じた、栗林忠道陸軍中将指揮下の、2万1000人が、もう、島を取られるだろうけれども、1日でもその、島が取られるのを引き延ばして、爆撃を遅らせて、本土の女性を、そのぶん助けて、そこから未来の私たち、今、ラジオをお聴きになってる皆さんや、僕や櫻井さんや、みんなみんな、次世代の日本人が生まれますようにと願って、穴を掘って立てこもった。それが硫黄島の戦いなんですね」
image[150722-02kuribayashi.jpg]
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、2万1000人がここで戦われて、しかし戦争の末期ですから職業軍人は1000人しかいなくて、2万1000人のほとんどの人が、僕らと同じようなサラリーマンであったり、あるいは雑貨屋のご主人であったり、記録を見ますと小学校の先生であったり」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「みんなご家族がいらっしゃった普通の人。だから、軍国主義の日本で、意見が同じみたいな嘘を言ってますけど、そうじゃなくて、全くみんな意見がバラバラの、日本は当時すでに国会もあって民主主義でしたから、そういう人々が栗林中将の、呼びかけに応じて、心をひとつにして、穴を掘って立てこもって、36日間持ちこたえた」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「アメリカ軍の計画ですと、5日間で、もう爆撃開始になるはずが、36日間も持ちこたえたっていうのが、まあ硫黄島の戦いなんですけど、実は僕も含めて日本国民はずっとこれを忘れてて、今申しましたアメリカの映画が作られて初めて、もう一度言いますが、僕も含めて思い出したっていうのがこの硫黄島なんですね」
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