唐突に慰安婦を登場させるヒストリーチャンネル

2015.06.22 Monday 01:33
くっくり


愛媛県の松山と勘違いした人もいそうです。
じつはこれと同じ写真が、C. Sarah Soh: "The Comfort Women" (p.36) に出ています。
キャプションに「"捕虜−日本女性":写真は米国陸軍省が公開;笑顔で女性たちを見張っているのは中国第8路軍兵士;撮影1944年9月3日 (出所:米国国立文書館, SC-230417) 」とあります。
「日本女性」というのは、たぶん朝鮮女性と区別していないのだと思います。(後略)

 ここに登場するC. Sarah Soh(サラ・ソー)氏は、韓国系アメリカ人でサンフランシスコ州立大学教授です。

 韓国系アメリカ人というと、日本を糾弾している人物かと思われるでしょうが、そうではありません。

 サラ・ソー氏は著書の中で、慰安婦を「性奴隷」や戦争犯罪とむすびつけて描写するのは不正確であるとしたうえで、韓国政府と韓国議会が日本軍慰安婦問題を扇情的に扱い、異論を許さないまま「日帝による被害の物語」を作って国民を誘導したと批判しています(←私は著書を読んでいないのであくまでwiki情報)。

 2013年5月26日放送「たかじんのそこまで言って委員会」で櫻井よしこさんも、韓国系の学者の中にも「慰安婦性奴隷説」を否定している人たちがいますという文脈で、サラ・ソー氏に言及していました。

image[130526-24sara.jpg]

 これまた私の推測ですが、
 ヒストリーチャンネルのスタッフがもし国立公文書館の原本を当たっていたら、キャプションに「日本女性」(間違いだが)とあるのに気づいて、この写真は採用しなかったのでは?

 それを採用したってことは、国立公文書館以外のルートで見つけたということで、つまり、アメリカでもすでにこれは「朝鮮人慰安婦4人」の写真として幅広く出回ってるんだろうな、と思った次第です。

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 最後に…

 「続・慰安婦騒動を考える」はぜひ多くの日本人に読んでいただきたいブログです。
 特に「慰安婦問題とは何か」は必見です。

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