池上彰SP「韓国の憲法前文は日本と戦ったという建国神話(ウソ)に基づいてできている」

2015.06.08 Monday 01:34
くっくり



★1972年12月27日(第7次改憲)
「悠久の歴史と伝統に輝く私たち大韓国民は3.1運動の崇高な独立精神4.19義挙と5.16革命の理念を継承し、祖国の平和的統一の歴史的使命に立脚して、自由民主的基本秩序をさらに強固なものにする新しい民主共和国を建設するに当たり…」

★1987年12月29日(第9次改憲)
「悠久の歴史と伝統に輝く私たち大韓国民は3.1運動で建立された大韓民国臨時政府の法統と不義に抵抗した4.19民主理念を継承し、祖国の民主改革と平和的統一の使命に立脚して…」

 最初の憲法にあった「三・一運動で大韓民国ができた」という文言が、一度削除され、1987年にまた復活したのが分かります。

 1987年以降、韓国では憲法改正はありませんから、番組の説明どおり、「三・一運動で建立された大韓民国臨時政府」が盛り込まれた前文が、今もそのまま使われているということになります。

 つまり、

「大韓民国は1919年からずっとあった(三・一運動の日に「臨時政府」を宣言した=大韓民国が始まった)、だから併合時代はなかったのだ」

 こんなファンタジーというかダダコネみたいな主張が、今でも韓国政府公認である、ということです。

 (ちなみに「大韓民国臨時政府」初代大統領と、大韓民国初代大統領は、ともに李承晩)


 こんな馬鹿馬鹿しいエピソードもあります。

 1995年10月5日、村山富市首相(当時)が、国会で「日韓併合条約は当時の国際関係等の歴史的事情の中で、法的に有効に締結、実施されたもの」と答弁しました。

 村山氏は日韓併合の良し悪しを論じたのではなく、単に合法性について答えただけでした。

 ところが韓国は強く反発し、村山氏の答弁に対して、国会で、「歴史を捏造しようとする日本指導層たちは、今からでも韓日合邦条約が無効であることを宣言すべきである」という内容の決議案を採択しています。

 つまり韓国にとって自国の歴史とは、あくまでもこう。

 ×大韓帝国→併合時代→大韓民国
 ○大韓帝国→臨時政府→大韓民国

 だから「日韓併合条約は無効」などというトンデモなことも、平気で言えちゃうわけですね。

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