安保法制でまず論議すべきこと 青山繁晴「ザ・ボイス」
2015.05.29 Friday 01:50
くっくり
知人のご主人が自衛隊員で、イラクに行った時に攻撃され、乗っていた車の上に仁王立ちのテロリストから、銃を構えられて、死を覚悟したと。
それも、そんなことが数回あったそうです。
オランダ軍の助けにより事なきを得たそうですが、立派な装備の自衛隊員は、当時、そのような時でも頭を抱えてうずくまるだけだったと。
相手が発砲しない限り応戦できない、今の法体系こそが最大のリスクなのではないでしょうか。
帰国後その自衛隊員は、精神的に病んでしまって、回復まで長い時間がかかったそうです。
自衛隊員の自殺の話も、その時に伺いました。
何年も前に聞いた話だったんですが、今まで誰にも話せませんでした】
これを受けた青山さんの解説(要旨)。
【知人のご主人というワンクッションあるが、重要な証言で、信憑性があると言わざるを得ない。
というのは、独立総合研究所で毎年2人の自衛官が研修を受ける。
イラクに自衛隊が小泉総理によって、事実上手足を縛られたまま派遣された時に、真っ先に行ったのは、うちで研修を受けた自衛官たちだった。
その自衛官と僕は早朝に会って水杯を交わした。すなわちもう会えない。おそらく命に関わるから。
実際に行って何が起きたか。このメールの方の証言とよく似ているのは、イラクのサマーワにいわば自主的にテントを張って自衛隊が寝起きをした。
そして病院のトイレを直したり、川に架かってる橋を補修したり、平和的な活動をしていたが、ロケット弾を撃ち込まれた、何回も。
うちで研修を受けた自衛官のヘルメットをかすめたこともあって、それは不発弾だから、彼は生きて日本に帰ってきたが、普通であればバラバラになって、他の隊員もみんな死んでいる。
ところが、そういうロケット弾を撃ち込まれた時に、どうするかというリストが、自衛隊法にも、イラク特措法にも、防衛省設置法にもない。
法律に書いてあることしかできないから、だから何をするのかというと、この方がお書きになってるように、頭を抱えて、その場でうずくまるしかできない。
これは自衛官がだらしないんじゃなくて、要するに法律に書かれてないから、誰が撃ったのか見に行くこともできない。
もちろん反撃なんかできない。
そしてこの方がお書きになってるオランダ軍というのも大事な証言で、サマーワにいたのはオランダ軍なんです、もともと。
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