安保法制でまず論議すべきこと 青山繁晴「ザ・ボイス」

2015.05.29 Friday 01:50
くっくり


 まず、オープニングで青山さんがこんな話を(要旨)。

【国会審議のレベルが低い。
 全然勉強してないのと、全く現場を歩いてないから。
 質問あるいは答弁してる与野党の議員で、自衛隊の演習に参加した人がどれぐらいいるか。あるいは学者や評論家も。
 発言するのであれば、演習に参加するの当たり前。

 今の自衛隊は世界で唯一、「ポジティブリスト(これだけはしてもいいよリスト)」を持たされてる。
 演習に参加してみて、銃構えて、向こうが銃構えてる時に、いま撃っていいかどうかを、リストで確かめなければならない。
 1回演習に参加してみたら、それがいかに愚かなことか、「ありえへん」というのが分かる。
 どうして現場知らずにいつまでも適当な話をしてるのか。

 共産党の志位委員長が「自衛隊が攻撃されたらどうするのか」と言って、安倍総理が「退避するから安全だ」と。
 この話をワシントンの人に電話あるいはメールしたら、みんなびっくりして、「逃げるのか」と。
 総理の真意はそうじゃなくて、集団的自衛権うんぬんと言っても戦争に行くんじゃなくて、せいぜい後方支援だから、後方支援やってるところを狙われたらそのまま退避、撤退するということをおっしゃった。

 だが、世界の常識から見たら、戦闘のために行ってなくても、攻撃されて自衛官の命が失われるかもという場面で、背中見せて逃げたら、世界の誰もが「自衛隊というのは戦えない、銃声一発で逃げていく集団だ」と思われたら、抑止力にならないでしょうと。

 でも総理はそう答弁せざるを得ない。
 根本の問題を横に置いて話をするから、こういうことになる。
 このままの国会論議では、中国や北朝鮮や韓国に対しても、間違ったメッセージを発する論議になっている】

 特に中国・北朝鮮は日本の国会論議を熱心に見てるでしょうね。
 どういう状況になったら自衛隊は動けるのか、あるいは動けないのか、いろいろシミュレーションしてそう。

image[150528-02iraq.jpg]

 その後、リスナーのメール紹介。
 「自衛隊員のリスクについて」と題された、匿名の方のメール。

【昨日の国会中継のやりとりを見て、悲しくなりました。

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