「交渉はどうなってる?」と拉致問題対策本部の幹部が民間人に質問する無残な現状 青山繁晴「インサイト・コラム」

2015.04.08 Wednesday 19:52
くっくり



櫻井浩二
「うーん」

image[150408-07honbu.jpg]
[政府の拉致問題サイト>拉致問題対策本部についてより組織図(イメージ)]

青山繁晴
「で、安倍総理は家族会にお会いになった時に、現在の拉致問題対策本部、これ内閣府にあるんですけれども、これを少なくとも改組すると。今までどおりじゃないっていうこと言うべきだったと。なぜかと言うと、この拉致問題対策本部の、幹部の方が、二度にわたり僕に会いに来られて、これそれぞれ違う人なんですが、合計3人の、この対策本部の、本当の幹部が会いに来られて、何をおっしゃったかと言うとですね、これ、僕は会いたいって言ったんじゃないんですよ? 先方から急に会いたいと話があって、何だろうと思って、独立総合研究所の社長室に来られて、お会いしましたところ、外務省が情報独占していて、要するに、たとえば、警察であったり自衛隊であったり、それから、財務省であったり経産省であったり、この総合チームが対策本部なんですけれども、外務省だけが情報独占してて、全く状況分かんないんで、『青山さん、いま交渉はどうなっているんでしょうか』」

櫻井浩二
「(苦笑)」

青山繁晴
「『北朝鮮の実情はどうなってるんでしょうか』って」

櫻井浩二
「え〜??」

青山繁晴
「いち民間人の僕にお聞きになったんですよね」

櫻井浩二
「そうなんですかぁ〜?」

青山繁晴
「僕は一方で評価しますよ? 正直に、こうやってその、自分たちの実態を示しながらですね、こういう方々の名前は、拷問されても申しません。向こうは名前言うなとは一言も言ってませんけれど、これは信義関係によって僕は、信義に基づいて言いませんが、まあ、よく勇気を出して聞きに来ましたよ」

櫻井浩二
「うーーん」

青山繁晴
「しかし問題はですね、実は拉致問題対策本部は、事実上3つに分かれていて、それぞれの連絡がないんですよ」

櫻井浩二
「そうなんですね」

青山繁晴
「で、表面上は、総理が対策本部長となってるけれども、外務省の悪口を言ってるんじゃなくてですね、外務省が、あの、主にやってたら、北朝鮮も相手は外交部なんですよ。北朝鮮の外交部なんぞ、つまり日本で言えば外務省なんぞ、拉致事件に対して何の権限もありませんから」

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