朝日慰安婦訂正「先送り」を金融機関の失敗と同列に扱う池上彰氏
2015.01.31 Saturday 02:30
くっくり
池上彰氏の主張をまとめると、朝日の慰安婦記事訂正が遅れたのは、日本の大企業にありがちな、「先送り」という典型的な誤りであると。
もちろんその側面も大きいとは思います。
でも、【朝日はなぜ長い間訂正しなかったのか。「朝日が反日だから」などという批判もありました。しかし、私はそうは思いません】という意見には全く賛同できません。
朝日の「反日」こそが、「先送り」の主原因になったと私は思います。
image[150130-02daisansha.jpg]
[画像出典:産経新聞 2014.12.22 17:54]
私は池上氏のこのコラムを読む直前、たまたま「WiLL」2015年3月号image[]の田原総一朗氏の記事を読んでいました。
皆様ご存知のように、田原氏は朝日新聞の慰安婦報道について検証した「第三者委員会」のメンバーです。
田原氏は私から見ればリベラルだし、しかも少国民世代独特の感性みたいなものも感じます。
だから普段発言を聞いていても「え?」と思うことが多いのですが、「WiLL」2015年3月号の論説に限って言えば、池上氏のコラムへの反論になり得る部分が多数含まれています。
まず、田原氏は朝日の記者たちをヒアリングして特に強く感じたこととして、「中国や韓国に対する贖罪意識の強さ」を真っ先に挙げています。
次に田原氏が挙げているのは、朝日がエリート集団であり、「プライドが高く、過ちや失敗を認めても謝罪することができない」という点です。
これは池上氏が指摘した金融機関の例と少しは重なるかもしれません。
ただ、朝日は組織の構造的な問題として、それら金融機関あるいは他の一般企業とは全く異質なものを抱えています。
それが「大阪社会部と東京政治部の対立構造」であり、田原氏もそこに注目しています。
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