『イスラム国』を利する日本人を憂う
2015.01.26 Monday 19:08
くっくり
あと、宮家邦彦さんの論説(産経新聞「正論」2月26日付)も読んでいただきたいです。
【残念ながら、日本国内では当初から国論が割れた。一部識者は安倍晋三首相の中東訪問と演説内容に問題あり、などと声高に批判した。しかし、冷静に考えてほしい。「イスラム国」は国家ではなく、宗教を隠れみのにした「ならず者」集団に過ぎない。
彼らは昨年来、世界の主要国に対する数々の犯罪を計画・実行してきた。日本人人質奪取もその一環に過ぎない。
であれば、日本の首相が誰であろうと、またどこで何を語ろうと、今回の事件はいずれ実行されたということである。
この関連で筆者が驚愕(きょうがく)したのは事件翌日のある有力紙の見出しだ。「敵視された日本の中東支援」「『イスラム国』身代金で解放の例も」というヘッドラインに筆者は強い違和感を覚える。
「イスラム国」とは自ら以外を「すべて敵視する」特異な政治軍事的宗教活動だ。それにもかかわらず、見出しで日本の支援だけが敵視されたかの如(ごと)く示唆したり、身代金による人質解放の可能性を暗示することは、意図的ではないにせよ、一種の利敵行為と言わざるを得ない。】
26日、通常国会がスタートしました。
「イスラム国」をはじめとするテロ対策についても議論がなされていくことでしょう。
日本国民はこれまで「日本はテロの脅威とは基本的に無縁」と思い込んできましたが(というより思い込みたかっただけ)、今回の一連の事件で、それは幻想だとはっきり分かったはずです。
政治的思惑ではなく、後藤さんの救出を最優先に考えて、ここは日本国民が一致団結しなければ。
そして世界中の志を同じくする人々と、連帯していかなければ。
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