ドイツ移民政策の明暗に学ぼう!中国人大量割り込みが日常風景になる前に
2014.09.29 Monday 18:16
くっくり
トルコ系に限らず、大都市では、貧しい外国人が極端に集中する地域が形成されており、そういう場所からはドイツ人が離れ、公立の学校でドイツ語が通じにくくなるという弊害が起こる。当然、そういう学校では教育が崩壊し、生徒の不満も高まる。学校は次第に失業者の予備軍と化し、犯罪の増加や、ドイツ人に対する敵視とも無関係ではなくなる。ドイツがちゃんとした移民政策を取ってこなかったツケが、次世代の教育現場に表出するのだ。
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12年の犯罪の検挙数を見ると、たとえば傷害罪では、ドイツ人の37万件に対し、外国人10万件、スリ・盗難ではドイツ人の35万件に対し、外国人13万件。しかも、この場合の外国人とは、外国系ではなく、本当に外国籍を持った人のみであるため、その犯罪率はかなり高いことがわかる(註:日本の外国人による窃盗事件は、12年で7969件)。
一方、外国人の流入は、少子化解消にも思ったほどの効果はない。子供をたくさん産んでくれるのは、新しく来たイスラム系の人々だけで、二世、三世になると、出生率は急速に下がる。こうなると、当然、外国人の流入を制限しろという声があちこちから出てくる。
しかし、問題はその先にある。つまり、外国人を締め出して、果たしてその労働力を自国民で賄えるかという問題だ。たとえば工事現場。いくら技術が発達しようが、人力での作業は必ず残る。暑い夏、誰が炎天下で肉体労働をするのか? 多くのドイツ人が、今いる外国人労働者に代わって、そのハードな労働を引き受けるとは思えない。
老人介護もしかり。外国人に大幅に託している現状を、ドイツ人の手に戻すことが可能なのか? 介護士が不足したとき、寝たきりの親を自宅で看るドイツ人がどれだけいるのか。大幅な賃上げでドイツ人介護士を確保するのは、波及効果を考えるとかなり非現実的だ。その他、ゴミの収集も道路の清掃にも、すでにドイツ人はほとんどいない。
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少子化対策にはならない
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