昭和20年8月15日の今上陛下のご決意と城山三郎の「大義の末」
2014.08.11 Monday 18:05
くっくり
私の『GHQ焚書図書開封4』image[]に軍神杉本五郎中佐の遺著の『大義』image[]という本が紹介されています。
昭和十三年に出て百三十万部のベストセラーになりました。
この中佐が有名なのは、戦場で手榴弾を浴びて倒れたとき、軍刀を杖として立ち上がるや再び号令をかけて、倒れることなく遙か東方の皇居の方角へ正対して、挙手の敬礼をして立ったまま絶命したという壮絶なる逸話が残っているからです。
image[140811-02taigi.jpg]
『大義』は戦死する前に四人の息子さんたちに遺言として、「汝、われを見んとようせば尊皇に生きよ。尊皇あるところ常にわれあり」と書き残したように、まさに天皇信仰に生きた人でした。
『大義』は息子さんたちに書き綴った二十通の手紙を基にして奥さんが編集をし、まとめた本です。
すっかり戦後は忘れられ、書物の歴史からも消えてしまいました。
しかし戦時中の軍人の死生観を示す代表的な著作の一つで、作家の城山三郎さんが若いころこの作品に出会い、強烈な感銘を受け、人生の歩み方を変えてしまった本でもあります。
旧制中学の三年生か四年生のころにこれを読んで心酔し、典型的な皇国少年となり、理科系の学校に入れば徴兵が許されるというのにそれを拒否して、お父さんの反対も押し切って、予科練に飛び込みます。
image[140811-03shiroyama.jpg]
[城山三郎さん(1927-2007年)]
その城山さんが戦後『大義の末』という小説を書きました。
[7] beginning... [9] >>
comments (5)
trackbacks (0)
<< 「ミヤネ屋」朝日慰安婦検証報道 西岡力さん徹底解説!朝日は記事を英文サイトに載せろ!&植村報道の2カ月後に“挺身隊”と“慰安婦”の混同を把握
在米慰安婦工作で韓国は中国の戦略に組み込まれている!青山繁晴「インサイト・コラム」より >>
[0] [top]