米軍慰安婦訴訟は日本にとって吉か凶か…Tweetまとめ14.06.16〜14.06.30
2014.07.01 Tuesday 01:07
くっくり
そして韓国における慰安婦絡みの大きな動きは2つ。
時系列で言うと、まず1つ目は、世宗大学日本文学科の朴裕河(パク・ユハ)教授が、元慰安婦9人から告訴された問題(時事2014/06/19)。
事の起こりは、朴裕河教授が昨年8月に発行した著書『帝国の慰安婦』。
「何もかも日本の過ちではなく、韓国にも責任がある」との観点で書かれた本です。
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[朴裕河教授。画像は時事通信より]
発行からなぜか10ヶ月も経った今年の6月16日、朴裕河教授は名誉毀損で告訴され、販売差し止めを求める仮処分も申請されています。
報道によれば、彼女が『帝国の慰安婦』で主張したのはこのような内容。
●慰安婦たちを『民族の娘』に祭り上げる行為は、家父長制と国家の犠牲者だった『慰安婦』をいま一度国家のために犠牲にする行為にすぎない。
●政治利用されていることが、20年以上にわたり慰安婦問題が解決しない最も大きな理由だ。
●日本軍による性暴力には単発の強姦、拉致した上での性暴力、管理売春の3種類が存在していたが、朝鮮人慰安婦のほとんどはこの3番目(管理売春)のケースが中心だった。
●人身売買などで募集して軍に引き渡し、管理した朝鮮や日本の業者や雇い主こそが、直接的に慰安婦の自由を束縛した主体だった。
●朝鮮人慰安婦と日本軍の関係は基本的には同志的な関係だった。
但し、朴裕河教授のこれらの主張は、あくまで“慰安婦制度”への日本軍の関与と責任を強調した上でのものです。
自身のツイッターでも「他の方式でアプローチしただけで日本の謝罪と補償は必要だと考えます」と述べています(原文は韓国語なので翻訳サイトにかけて下さい)。
ツイッターでは他に、日本の右派に利用されることを心配するような文言も見てとれます。
ですが、一般的な韓国人や日本のサヨクに比べれば客観的な主張になっているのは確かで、発売当時、韓国では「韓国人がこれまで知っていたのとは異なる慰安婦のありさまを示すものだ」という評価もあったそうです(朝鮮日報6/17)。
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