河野談話作成過程の検証結果が出た!談話の“無力化”に向け一歩前進です

2014.06.21 Saturday 05:25
くっくり



 また、両政府のすり合わせについては、「日本側からの再三の要請に応え、非公式的に意見を提示しただけ」と苦しい反論をしています(読売2014年06月20日 22時36分)。

 韓国政府としては、当事者である趙世暎(チョセヨン)元韓国外務省東北アジア局長がすでに日本側とやりとりがあったことを認めていたこともあり(産経新聞2014.6.17 07:54)、さすがに全否定はできなかったようです。


 韓国側はなぜこれほど談話の「検証」を嫌ったのか?

 作成過程に韓国側がほぼ全面的に関わっていたとなれば、自分たちの“優位性”が根幹から揺らぎかねないからだ……と、産経2014.6.20 21:52は指摘しています。

 いずれにしろ、韓国側が、日本を叩く格好のツールである河野談話の実効性が失われてしまうことを恐れているのは明らかです。

 日本国内では河野談話の実効性は薄れていますし、もはや河野洋平という人間に何の権威も感じていない人がほとんどです。

 そもそも談話が政治的な産物であったことも、今回なおいっそう明らかになりました。

 でも、慰安婦問題をよく知らない第三国の人たちには、「日本政府の官房長官が出した談話」ということで未だに実効性を持ってしまっているのが実情です。

 河野談話をめぐる日韓の攻防は、これからますます激しくなっていくでしょう。

 日本として、国と国民が一体で河野談話を“無力化”する努力を続けるとともに、慰安婦問題の真相を世界に発信していく努力がさらに求められます。


 最後にもうひとつ、今回の検証結果報告の意義を。

 産経2014.6.19 13:57は、河野談話が国民不在の密室でつくられ、発表後は慰安婦問題で対外折衝をしなければならない政府内の担当者らにすら作成経緯や実態が秘匿されてきたことを指摘しています。

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